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賃金なしの時間外労働である “サービス残業” に、もう泣き寝入りする必要はない!?

弁護士が労働基準法や実際の示談・裁判の流れをもとに開発を行ったという、Android用アプリ「残業証拠レコーダー」は、残業代の推計、および残業した証拠を残しておくことができるという優れもの。

日本リーガルネットワークによって無料配布されているこちらのアプリが、現在ネットを中心に大きく話題になっているようよ。

【具体的にどんなことができるの?】

こちらのアプリでできることは、次の3つ。

1. 残業時間を証拠として残すことができる
スマホのGPSの位置情報を参考にした自動入力と、労働時間のメモ機能に手入力することによって、労働時間を記録。直行直帰が多い方なども、15分ごとに現在地を記録する常時追跡モードで、GPSでの証拠の確保が可能なのだそう。

また、データはローカル保存ではなく、あえて日本リーガルネットワークのサーバーに保管されます。これによって客観性を確保し、残業代を請求する際に証拠として使うことができます。
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2.残業代が幾らになるのかシミュレーションできる
約10個の質問に答えると「法律上、残業代を請求できるのか」「残業代の累計金額はいくらぐらいか」などをシミュレーションし、結果を教えてくれる機能があり、労働時間のメモ機能と合わせることで正確に計算することができるそう。

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3.弁護士にそのまま相談できる
「残業代を請求したい!」など、思いたったらすぐにアプリを通じて、労働問題を扱っている勤務地近くの弁護士に相談・依頼が可能です。

【企業のウソを見抜け!】

ブラック企業と呼ばれる会社においては、社員に対して「残業代は出ない」「給与に含まれている」といった虚偽の説明をしている場合があります。しかしアプリ内の質問に答えることで、そのウソを見抜くことも可能に。自信を持って、異を唱えることができそうです。

【ツイッターの声】

また、定時労働にシフト制、フレックスタイム制など、さまざまな労働形態に合わせて残業代を推計できるという点もありがたいこちらのアプリの登場に、ツイッターユーザーのみなさまもザワザワ。

「お!? これすごいね!」
「レッツトライ」
「これは厚労省公認アプリにして、残業代未払いを無くすために使う方がいいな」
「残業代請求は証拠をどう確保するかが課題となる事件ですが、こうしたアプリでの記録があれば請求はかなりやりやすくなりますね」
「需要ありそうだけど、そもそも、こんなのが必要な職場=違法性あり、だからね……」

現在はAndroid4.0以降のみの対応ですが、6月上旬からはiOS版の配布も予定されているとのこと。詳細は参照サイトをチェックしてみて。もしもあなたが残業代問題に頭を悩ませているのならば、さっそく使ってみてはいかがでしょうか。

参照元:残業証拠レコーダーアットプレス
執筆=田端あんじ (c)Pouch