【バナナ】そのまま食べたら損!痩せたい人がすべきバナナの食べ方とは?管理栄養士が解説
甘くて手軽に食べられるバナナは、朝食やおやつに人気の果物です。一方で、食べ方によっては血糖値が急上昇しやすく、ダイエット中には注意が必要なことも。特に年齢とともに代謝が変化すると、以前よりも脂肪がつきやすくなったと感じる人も多いでしょう。しかし、バナナは組み合わせを工夫することで、満腹感をキープできたり、血糖値の乱高下を抑えたりできます。今回は、バナナをより健康的に楽しむための、太りにくい食べ方のコツを紹介します!
バナナ×○○!おすすめの組み合わせ
バナナは手軽で栄養豊富な果物です。エネルギー補給に向いている分、食べすぎは肥満の原因になるため、1日1本程度を目安に楽しむのがおすすめです。さらにダイエット中にバナナを食べるなら、血糖値の急上昇を防ぐ食材と組み合わせたり、腹持ちを良くする工夫をしたりするのがおすすめです。
バナナ×無糖ヨーグルト
ヨーグルトの乳酸菌とバナナの食物繊維の組み合わせで、整腸作用が期待できます。腸内環境を整えると、代謝が高まり、痩せやすい体質につながると言われています。
バナナ×ナッツ
ナッツの良質な脂質と食物繊維が血糖値の急上昇を防ぎ、腹持ちを良くします。くるみやアーモンドを刻んでバナナにトッピングすると、食感も楽しく、噛む回数が増えることで満腹感も得られやすくなります。
バナナ×オートミール
オートミールの食物繊維がバナナの糖の吸収を緩やかにし、腹持ちも◎。レンジでふやかしたオートミールに、カットしたバナナを加えるだけで手軽に食べられます。
バナナ×きな粉
きな粉のたんぱく質や食物繊維がプラスされ、腹持ちを良くするのに役立ちます。きな粉からは食物繊維とイソフラボンも手軽に摂れるため、バナナと一緒に牛乳や豆乳に混ぜてスムージーにするのもおすすめです。
バナナ×チーズ
チーズのたんぱく質と脂質が加わることで、糖質の吸収を穏やかにする働きが期待できます。甘じょっぱさがクセになる組み合わせで、とくにカッテージチーズと合わせるとヘルシーに。カットしたバナナとモッツァレラチーズをトーストに載せて、チーズトーストにするのもおすすめです。
さらにたんぱく質食材をプラス!
朝は忙しく、「バナナだけ」「バナナヨーグルトだけ」と、つい手軽なものだけで済ませがち。しかしダイエット中ということであれば、たんぱく質をしっかり摂ることもポイントです。
たんぱく質は筋肉の維持や代謝をサポートするだけでなく、食後の血糖値の上昇を緩やかにして食事の満足感を高めます。また、朝食で炭水化物とたんぱく質をバランスよく摂ることで、体内時計がスムーズにリセットされ、1日のリズムが整いやすくなります。
バナナを朝食に取り入れるなら、卵料理やサラダチキン、焼き魚、豆腐、豆乳などのたんぱく質が豊富な食材をプラスするのがおすすめです。
たとえば、
- バナナヨーグルトにゆで卵を添える
- バナナと豆乳をスムージーにする
など、簡単にできる工夫を取り入れるだけで、栄養バランスがアップ!このように「バナナ+たんぱく質」の組み合わせを意識すると、太りにくく満足感のある食事につながります。
まとめ
ダイエット中にバナナを楽しむなら、たんぱく質や食物繊維などと組み合わせ、血糖値の急上昇を抑えたり、腹持ちをよくしたりする工夫をするのがおすすめです。今回紹介した組み合わせを、ぜひ試してみてくださいね。
【参考文献】
・古谷彰子,2017年「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」ディスカヴァー携書
・文部科学省,日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
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