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玉ねぎを水にさらす人が損している理由って?栄養士が教える、玉ねぎの栄養をアップさせる超簡単な方法

 玉ねぎを水にさらす人が損している理由って?栄養士が教える、玉ねぎの栄養をアップさせる超簡単な方法
Photo by Canva

玉ねぎは家庭でも使用しやすく生・加熱など活用方法も幅広く使用できます。 料理に大活躍の玉ねぎは栄養も豊富ですが、さらに効率よく栄養を体に摂り入れられる方法があるのを知っていましたか?玉ねぎの栄養や効率のよい摂取方法を管理栄養士が解説します。

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玉ねぎにはどのような栄養素が含まれているの?

硫化アリル

生玉ねぎの独特の香や辛味の成分として印象が強い硫化アリルは、玉ねぎの中に含まれています。独特の香や辛味から栄養効果をあまり知らない方も多いですが、実は体にとっても大切な栄養素です。硫化アリルには血液をサラサラに保つ効果や殺菌作用もあるので風邪の予防に役立ちます。

ケルセチン

玉ねぎの外側の外皮の近い部分には、ケルセチンという栄養素を豊富に含んでいます。ケルセチンはポリフェノールの一種であり、抗酸化作用や動脈硬化の予防として私たちの体の中で役立ってくれます。

どちらの栄養素も、年齢を重ねるにつれて健康診断の結果が気になってくる方には大切な栄養素です。玉ねぎは、生・炒め物・スープなどさまざまな調理法ができるので、効率のよい調理法を知り毎日の生活に取り入れて自分の血管や血液の健康を守りましょう。

玉ねぎ栄養
Photo by Sumie

効率よく玉ねぎの栄養素を摂り入れるには?

新玉ねぎや玉ねぎを生で食べる時は辛味を抜くため、水にさらすことが多いと思います。ですが、玉ねぎを水分にさらすことで水溶性の栄養素が流れでてしまいます。玉ねぎの辛味成分である硫化アリルは水にさらすのではなく、実は空気に触れることで辛味が抜けていきます。空気にしっかりさらすため、薄く切った玉ねぎはなるべく空気に触れるように広げましょう。

また、ケルセチンは油を使った炒め物などの調理との相性がよく、栄養素も効率よく摂取できます。ケルセチンは日光に当てると増えるため、玉ねぎを丸ごと干してから食べるとよりケルセチンを多く体に摂り入れられます。

スライス
Photo by Canva

まとめ

たまねぎ
Photo by Canva

玉ねぎは生で食べても加熱をしても、血液サラサラ効果や動脈硬化予防など血管や血液によい作用があることがわかりました。6月頃までは生で食べられる新玉ねぎが美味しい時期なのでスライスして干し効率のよい調理方法に挑戦してみましょう。また、夏には日の光もしっかりでてくるので玉ねぎの栄養価を高めるために干す工夫に切り替えてみてもよいですね。サプリメントや栄養補助食品も多くでていますが、身近な食材で栄養素の吸収を高める方法は実用的で節約にもつながります。

〈参考文献〉
農林水産省 消費者の部屋
Health effects of quercetin: from antioxidant to nutraceutical

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AUTHOR

竹内寿美恵

竹内寿美恵

保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。



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