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約11年前投稿 修正あり

MySQLのためのLinuxチューニングヒント

LinuxのMySQLサーバで最低限やっておかなくてはならないファイルシステム、メモリ、CPUに関する設定のメモ。

原文
Linux performance tuning tips for MySQL - MySQL Performance Blog (English)
原文ライセンス
CC BY-NC-SA
翻訳依頼者
D98ee74ffe0fafbdc83b23907dda3665
翻訳者
D98ee74ffe0fafbdc83b23907dda3665 doublemarket
原著者への翻訳報告
未報告


December 7, 2013 By Alexander Rubin

恐らくほとんどのMySQL本番環境はLinux上で動いていることだろう。なので、MySQLのパフォーマンスを上げるのに有用な、最も重要なLinuxのチューニングのためのヒントについて書こうと決めた。特に新しい情報はなくて、どれもよく知られているものではあるが、ブログ記事にまとめてみる。

ファイルシステム

  • ext4 (またはxfs) をnoatimeオプション付きでマウント
  • スケジューラはdeadlineかnoop

    # echo deadline >/sys/block/sda/queue/scheduler
    grub.confに"elevator=deadline"を追加
    

(詳細はLinuxスケジューラとTPCC風ベンチマークの記事を参照)

メモリ

  • swappinessとNUMAの設定

    # echo 0 > /proc/sys/vm/swappiness
    /etc/sysctl.confに"vm.swappiness = 0"を追加
    
  • NUMAインターリーブを設定

    numactl --interleave=all
    

Percona Serverを使っている場合、Percona Server supports NUMA controlにあるように、mysqld_safeスクリプトの中にこれが書いてある。

Jeremy Cole氏のブログNUMAの素晴らしい概要記事NUMAツールが詳しい。

(それから、innodb_flush_method=O_DIRECTを設定するのも忘れないように)

CPU

省電力モードが無効になっているのを確認すること。

  • /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governorを確認する。この値はオンデマンドで変更はできない
  • /proc/cpuinfoを確認し、"model name"の下に表示されているCPUの周波数を比較する。
  • "ondemand"が実行されていたら無効にする。

"ondemand"が起動している確認する方法。

$ ps ax| grep kondemand|wc -l
65
$ cat /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_governor
ondemand

上のように起動している状態だと、こうなる。

/proc/cpuinfo:
model name : Intel(R) Xeon(R) CPU E5-4640 0 @ 2.40GHz
..
cpu MHz : 1200.000

この場合、"ondemand"を無効にする必要がある。

これらのシンプルなチューニングのヒントは、MySQLのパフォーマンスを上げ、より安定性を高くする(スワップもしなくなる)。これ以外にもLinuxの設定やMySQLに関する経験があれば聞かせていただきたいものだ。

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