安倍派「清和政策研究会」に所属していた衆議院議員で、自民党を除名された池田佳隆容疑者(57)は、政策秘書の柿沼和宏容疑者(45)と共謀し、おととしまでの5年間に安倍派から4826万円のキックバックを受けたにもかかわらず、みずからが代表を務める資金管理団体の政治資金収支報告書に収入として記載していなかったとして今月7日、政治資金規正法違反の虚偽記載の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
特捜部は先月、池田議員の事務所など複数の関係先を捜索し、捜査を進めていましたが、特捜部の調べに対し池田議員の別の秘書が「議員の指示で事務所のパソコンをドライバーなどの工具で壊した」などと話していることが関係者への取材で新たにわかりました。
関係者によりますと池田議員の指示で証拠隠滅を図った疑いがあるということで、特捜部は勾留期限の26日、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で池田議員と柿沼秘書を起訴するものとみられます。
関係者によりますと、2人は特捜部の調べに対し、いずれも黙秘しているということです。
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ドライバーでPC破壊か 池田佳隆衆院議員らを26日に起訴へ
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、池田佳隆 衆議院議員が逮捕された事件で、東京地検特捜部の調べに対し池田議員の一部の秘書が「議員の指示で事務所のパソコンをドライバーなどの工具で壊した」などと話していることが関係者への取材で新たにわかりました。
特捜部は勾留期限の26日、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で池田議員らを起訴するものとみられます。