徳島市の県立博物館で特別陳列「シェルズ-貝類の現在と過去をさぐる」が開かれている。種類が豊富で形や色、大きさもバラエティーに富んだ貝類に焦点を当て、国内外の約700種の貝殻や化石を展示している。
県内の貝類を紹介するコーナーでは、二枚貝の外側に筒状の殻を持つ「コヅツガイ」、紫色が美しい「ルリガイ」など約90種が並ぶ。5億7千万年前に生息していた最古の貝類「キンベレラ」の化石や、6年前に国内で初めて見つかり、生きた化石といわれる「セイスイガイ」なども見ることができる。
多くの貝類が食用とされ、美しい貝殻は工芸品や楽器に使われるなど、人々の暮らしとの密接な関わりを紹介するコーナーもあり、家族連れらが熱心に見入っていた。
友人と来ていた八万南小6年の近藤瑠理さん(11)=徳島市=は「想像以上にたくさんの種類があり驚いた。海の生き物に興味がわいた」と話していた。
8月30日まで。月曜休館。入場無料。
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