<シリーズ 教えて!マイナ保険証>
現行の健康保険証が廃止されるまで、あと3カ月。東京新聞などの地方紙18紙が実施したマイナ保険証の合同アンケートには、「マイナ保険証は持っていませんが、必須になるのでしょうか」といった不安の声も届きました。読者から寄せられた疑問を基に、ポイントをまとめました。(マイナ保険証問題取材班)=11月14日から会員制サイトになりました。有料会員か無料会員への登録で全文、お読みいただけます。
◆保険証の代わりに資格確認書
Q マイナ保険証に登録しないと、12月2日以降どうなるのでしょうか。
A 発行済みの現行の保険証は最長1年間(2025年12月1日まで)は使えます。
保険証に書かれた有効期限が2025年12月1日よりも早い場合は、その期限までです。また、2024年12月2日より後に転職などで加入する健康保険が変わる場合は、保険証が使えなくなります。
現行の保険証が使えなくなっても、マイナンバーカードを持っていない人や、マイナ保険証に登録していない人には全員、保険証の代わりに使える「資格確認書」が交付されます。
Q 資格確認書とはどんなものですか。
A カード型やはがき型で氏名、生年月日、被保険者等記号番号などが記載されており、現行の保険証と内容はほとんど変わりません。マイナ保険証とは異なり、医療機関や薬局に病歴や服薬情報を提供できません。
Q 資格確認書の交付は申請が必要でしょうか。
A 厚生労働省はマイナ保険証を持っていない人には、しばらくの間は申請なしで交付するとしています。自治体や勤務先の健康保険組合などから届きます。
Q 一度受け取った資格確認書はずっと使えるのですか。
A 資格確認書は最長で5年間使えますが、加入している健康保険組合などによって変わります。また、更新が必要です。厚労省によると、しばらくの間は申請しなくても届くそうです。
◆使いたくなければマイナ保険証はやめられる
Q アンケートでは「マイナ保険証に登録したが、解除したい」という声が届きました。どうすれば解除できますか。
A 厚労省によると、早ければ10月から登録を解除できるそうです。自分が加入している健康保険組合などに申し込んでください。有効期限が切れるまでは現行の保険証が使えます。その後は資格確認書が交付されます。
Q 「いつかはマイナ保険証が必須になるのでは」との不安の声も寄せられました。将来的には、マイナ保険証がないと病院にかかれなくなるのですか。
A 厚労省は、資格確認書という代替措置を存続する考えで、あくまでマイナンバーカードの取得やマイナ保険証の登録は任意だと説明しています。
◆マイナ保険証は更新手続きが必要...
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