離婚後は父母どちらかの単独親権とする規定を見直し、共同親権を選べるようにする民法改正案が16日、衆院本会議で与党などの賛成多数で可決された。起立採決で、自民党の野田聖子元総務相(岐阜1区)は起立せず、反対した。
◆「政党間のけんかみたいになっている」
党の方針に従わなかった理由について、採決までの国会審議が性急すぎるとした上で「法律をつくる側としては、調理されていないものを出されるような感じだった」と本紙などの取材に答えた。
法案への賛否に関しては「(心情的には)保留。賛成とか反対とかではなく、よりよい法律を提出したいと願っていた」と語った。
本会議の討論で、各党が互いを批判したことにも触れ「政党間のけんかみたいになっているのを聞いて、子どものための法律だったはずが、これでは私は賛成しかねるという思いにかられた」と述べた。
野田氏は、共同親権の導入に慎重な立場をとる国会議員らによる超党派勉強会の...
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