東京都八王子市長選は21日投開票され、自民、公明が推薦し、日本維新の会の地方組織・東京維新の会が支援する元都局長で無所属新人の初宿(しやけ)和夫さん(59)が、立憲民主、共産、社民、八王子・生活者ネットワークの支持を受ける元都議の滝田泰彦さん(41)らいずれも無所属新人の4人を破り、初当選した。
八王子市は、自民党の萩生田光一前政調会長のお膝元。初宿さんは自民党の推薦を受けており、派閥の政治資金パーティー裏金事件の影響が懸念されたが、終盤に小池百合子都知事の応援を受けるなどして逆風を跳ね返した。東京・多摩地域の首長選は、昨年12月の武蔵野市長選に続き自民系候補の連勝となった。
当日有権者数は46万8256人、投票率は38.66%(前回31.46%)だった。
◆寝られない一週間
初宿さんが当選確実となると、支持者らが集まった市内の事務所は握手と歓声で沸いた。初宿さんは「本当にありがとうございました。政治経験ない素人の私をここまで育てていただき、感謝申し上げます」とあいさつ。「市議会、自民党、公明党の皆様方が、地域の声を聞いてくださり、それを市政に反映し、実現してきた石森元市長。この流れ、私がしっかりと引き継ぎたい」と語った。
萩生田氏は「私も寝られない一週間でした。私のマイナ...
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