Glibc
正式名称:GNU C Library
「GNU Project」による標準ライブラリ「libc」の実装。C言語の標準ライブラリ名をlibc(リブシー)といい、多くのプログラムで共通して使われるような、システムコールを始めとする基本的な「部品」を集めたものである。
glibcはバージョン2でLinux C Libraryと統合された。Linux C Libraryはglibcを基に大幅に機能を追加したもので、Linux 専用のC標準ライブラリだったが、glibcとの統合に伴ってさまざまなUNIX系OSおよびハードウェアアーキテクチャがサポートされるようになった。
UNIXが持つ特徴を継承したLinuxでは、ソフトウェアは歴史的にC言語で記述されているものが多く、glibcはLinuxシステムの根幹をなすものといってよい。glibcはISO C、POSIX、Unix98の各標準にほぼ完全に準拠し、国際化APIも整っている。
なお、GLibというライブラリもあってglibcと混同されやすいが、こちらは[[GTK+]]のコアライブラリであり、glibcとは無関係である。
関連見出し
Free Software Foundation
GNU Project
ライブラリ
GCC
UNIX
POSIX
関連URL
GNU C Library(http://www.gnu.org/software/libc/libc.html)
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