セブン&アイ/再エネ調達拡大へ、小売電気事業会社を設立
2024年08月15日 10:39 / 経営
セブン&アイ・ホールディングスは8月14日、再生可能エネルギー(以下:再エネ)調達拡大を目的に、新たに小売電気事業会社「セブン&アイ・エナジーマネジメント」を設立したと発表した。
セブン&アイグループは、2030年度までにグループ全体の店舗運営に伴うCO2排出量を2013年度比で50%削減、2050年度には実質ゼロを目指している。新会社設立により、再エネ比率のさらなる拡大を目指す。
現在、再エネの取り組みとして、9000店舗以上に設置している太陽光パネルによる発電や、遠隔地の太陽光発電所から再エネ供給を受けるオフサイトPPAなどを実施している。
今後、2025年4月から始動する新会社を通じ調達した再エネを、セブン-イレブン、イトーヨーカドー店舗をはじめグループ事業会社に対して供給する予定。
従来の取り組みを継続しながら、さらに幅広く再エネを調達できる体制を構築することで、グループ全体の国内での再エネ比率を、2030年度には約40%に引き上げる計画だ。
なお、電力の需給管理業務は、三井物産プラントシステムに外部委託する。
■セブン&アイ・エナジーマネジメント
所在地:東京都千代田区二番町8-8
代表取締役:伊藤 順朗(セブン&アイ・ホールディングス 代表取締役副社長)
資本金:4億円
設立年月日:2024年8月1日
出資比率:セブン&アイ・ホールディングス 100%
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