スクロール 決算/4~9月増収増益、決済代行サービスの取扱高堅調
2024年10月31日 15:54 / 決算
スクロールが10月31日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高409億1400万円(前年同期比2.2%増)、営業利益38億4100万円(13.8%増)、経常利益40億7500万円(18.5%増)、親会社に帰属する当期利益27億6400万円(17.8%増)となった。
ソリューション事業の売上高は139億2900万円(21.2%増)、セグメント利益は3億7500万円(6.2%減)。
このうち決済代行では、役務提供企業へのサービス展開拡大により、取扱高は堅調に推移しているが、サービス提供先の拡大に伴い、一時的に引当金の負担が増加。マーケティングサポートは、引き続き好調に推移している。
なお、多言語同時通訳を強みとしたコールセンター事業を営むビーボーンの株式取得に伴う費用を計上した。
通販事業の売上高は207億4800万円(0.9%増)、セグメント利益は35億2100万円(5.5%増)。
夏・盛夏物商品の受注が堅調に推移するなか、円安等による仕入価格の上昇により、売上総利益は減少。販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制に取り組むなど、利益の最適化に努めてきた。
eコマース事業の売上高は70億1300万円(21.5%減)、セグメント利益は4100万円(前年同期はセグメント損失3億7600万円)。
事業効率化を目的とした事業再編に伴う不採算商材からの撤退や規模縮小により、売上高が大幅に減少。再編により運営費用を圧縮したことに加えて、販促費等のコストを削減した。
通期は、売上高800億円(0.2%増)、営業利益60億円(12.9%増)、経常利益62億円(12.5%増)、親会社に帰属する当期利益42億円(15.1%増)を見込んでいる。
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