SNS運営の裏方をやりながら、YouTuber/ブロガーとしてゲーミングPCはじめさまざまなガジェットをレビューしているびえんさん。ゲームも仕事も快適にこなす空間作りに詰め込まれたアイデアとこだわりを見てみよう。
約三畳のスペースを使ったアイランド型デスク
びえんさんの仕事場は、自宅のリビング横にある六畳の部屋。客間を兼ねる部屋のため使えるスペースは三畳ほどだ。アイランド型に配置したデスクは電動昇降式の Flexispot E7H。人が乗っても上下できるパワーと安定感で人気だ。さらに、足下を広く使えるコの字フレーム、USBポート付きコントローラ、スッキリ配線を実現する純正ケーブルトレイとマグネット式ケーブルカバーなどがびえんさんの評価ポイント。マットホワイトの天板は手元での撮影にも活躍中。脚にはキャスターを取り付け、移動可能にしている。
パソコンはゲーミングノートPCと自作のデスクトップPCの2台を使用。ノートPCはクラムシェルモードでデスク下のトレイに収納。デスクトップはデスクの脚に固定したキャスター付きワゴンに載せ、デスクと一緒に移動可能にしている。
メインのモニターは、HUAWEIの34インチウルトラワイドゲーミングモニターを、頑丈なエルゴトロンのモニターアームで設置。画面の情報量が多く、効率的な動画編集・記事制作に活躍しているが、一番の目的は「FF14の視野を広げること」だったという。またサブディスプレイとして、メインモニターの下に置いたVAIO Vision+ 14、さらに縦位置に設置したACER 24インチゲーミングモニターも併用している。
手元の作業を快適にするアイデアと工夫
コンソールおよびその他のガジェット類には、ゲーム・執筆・動画編集のいずれも快適かつ効率的にこなすためのアイデアが多数。愛用のキーボードはLogicoolのMX KEYSシリーズ。テンキー付きのフルサイズで、静音性がお気に入りのポイントだ。さらに、3つのデバイスとの接続をボタンで切り替えることができる点が特徴。びえんさんの場合、メインPC・ノートPC・スマートフォンを割り当て、切り替えて使用している。
マウスも同じくLogicool製だ。こちらもマルチ接続が可能で、メインPCとノートPCとをボタンで切り替え。さらに多数搭載されたボタンには専用ソフトを使って機能を割り当て、動画編集の効率化に活用している。
マイクとカメラにもさまざまな工夫がある。メインのマイクはFIFINEのダイナミックマイク。単一指向性で周囲の音を除去しながら、イヤホンジャック付きでリアルタイムモニタリングも可能。これで約1万円というコスパモデルだ。
また、モニター裏から伸ばせる形状のブームアームマイクスタンドをデスクサイドに取り付け、デスクの俯瞰撮影・手元撮影に用いている。先端にUlanziのクイックシュー(カメラを固定するためのアタッチメント)を取り付け、マグネットタイプのスマホホルダーを使ってiPhoneを装着するアイデアが大成功だったという。このマイクスタンドは、ミラーレス一眼やウェブカメラを使った撮影にも活躍している。
ウェブカメラは、手元撮影に特化したBenQのideaCam S1 Plusを使用。クリップでモニターのリムに設置し、下に向ければ書画カメラに。カメラ部分を取り外して手持ち撮影も可能で、接写やマクロ撮影にも対応する。USB接続のみで使える手軽さもポイントだ。こうした工夫とアイデアにより、デスクにいながら撮影から編集まで快適にこなせる環境が構築されている。
最後に取り上げるのは、CyberPowerの無停電電源装置(UPS)だ。以前住んでいた家ではPCを使用中にドライヤーや電子レンジを使うとブレーカーが落ちることが度々あったという。UPSを導入したことで急な電源ダウンの際にも安心してPCを終了させることができるようになった。急な停電への対策はもちろん、電力消費量の多いゲーミングPCや大型モニターを一般住宅で安全に使う上で理想的な対策だ。
びえんさんは現在もデスク周りの改良に邁進中だ。XアカウントではPS5やデスクトップPCの配置、新しいゲーミングモニターの導入といった進捗がポストされている。