2011年におけるインターネット広告費は7,558億円に成長するとの予測を、16日、電通総研が発表した。2006年実績の約2倍で、特にモバイル広告費の伸びは大きく3.3倍の1,284億円になる見込みだ。 内訳は、PC向けのバナー広告、ストリーミング、メール広告などの固定ネット向けが4,009億円、モバイル広告が1,284億円、検索連動広告が2,265億円となっている。 固定ネット向けの広告は、2006年から2009年までは、10%以上の成長との予測だ。ユーザの滞在時間が長いGyaOやYahoo!動画などの動画サイト、mixiやGREEなどのSNSにおける広告が、単価の上昇に結びつくかが注目されるとしている。 モバイル広告は、パケット料金の定額制とWeb検索が成長のカギ。同調査では、パケット定額プランを契約したユーザは、契約していないユーザと比較して、Web閲覧の回数や時間に5倍の差があるとしている。さらに、2006年秋に各キャリアが導入したWebの検索エンジンが大きく影響するという。これにより、2007年には年間42.5%と急速な成長になるとしている。