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オプションについての貿易用語解説。貿易実務の情報サイト 「らくらく貿易」。|オプション 貿易用語集

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貿易用語集

公開日:2015.08.26  / 最終更新日:2017.10.05

おぷしょん・オプション

Option
外為実務用語。
為替取引で使われる用語。
オプションとは選択売買権のこと。

当初、プットオプションとコールオプションと使い分けたがあまり用いられず、実務では「オプション」とそのままで用いる。
為替リスクヘッジ目的で使われることが多い。オプションでは「オプションプレミアム」と呼ばれるオプション料を対価として通貨交換の権利を売買する。

ある通貨を売る権利を「プットオプション」と呼び、買う権利を「コールオプション」と呼ぶ。「プット」と「コール」はあるオプションを売り手、買い手それぞれから見た呼び名。

オプションを購入したものは、放棄可能な為替予約を購入したと考えると理解しやすい。(ちなみに為替予約は放棄不可が原則)

通貨交換の権利を購入したものは権利行使時点で購入した交換相場と直物相場と比較して、より有利な方を選ぶことができる。
このためオプション料の負担を受け入れ可能な場合は、非常に使い勝手の良い為替リスクヘッジ策となる。(為替予約ではリスクヘッジにはなるが、同時に、相場動向によっては為替差益も放棄することになる)

ワンポイント:
オプションを売却したものは、オプション料を受け取る代わりに自分が不利な場面での通貨交換を義務付けられることになる。

限られたオプション料と引きかえに、そのようなリスクを負うことを好むものは通常いないが、金融機関から「ゼロコスト」と称して、見かけ上の資金負担をなくした商品を勧められることがある。

これはオプションの売りを埋め込んだものが多いため、相場動向によっては予期せざる金額の為替予約が発生し、その消化に苦心惨憺することになる。

世の中に上手い話はないと銘記して、オプション絡みの商品を検討する場合は、リスク説明をしっかりと受けるべきであろう。

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