国土交通省関東運輸局は29日までに、6月の「不正改造車を排除する運動」の強化月間中に実施した街頭検査などの結果を発表した。県内では四輪車と二輪車計506台を検査し、四輪車17台に整備命令書を交付した。

 検査は同局栃木運輸支局が単独の他、県警など関係機関と連携し、宇都宮市や下野市内の道の駅などで計10回実施。不正改造は窓ガラスへの着色フィルムの添付が8件、車体外へのタイヤのはみ出しが4件などだった。2023年の同期は537台を検査。整備命令は3台で、14台増加した。

 1都7県を管轄する関東運輸局全体では今回3243台を検査し、30台増の71台に整備命令書を交付した。増加の要因について同局は「認識不足で安易な不正改造があったのではないか」としている。