[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/
Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。
Security NEXT

Fortinet製品のSSL VPN機能に脆弱性 - すでに悪用、侵害調査を

Fortinetのセキュリティゲートウェイ「FortiGate」などでOSとして搭載されている「FortiOS」に深刻なゼロデイ脆弱性が明らかとなった。すでに悪用が確認されており、同社では機器が侵害されていないか早急にログを確認するよう呼びかけている。

同社では、現地時間12月12日にアドバイザリをリリースし、「FortiOS」の「SSL VPN」機能にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2022-42475」が存在することを明らかにした。リモートより細工したリクエストによって認証なしにコードやコマンドの実行が可能となる。

同社では、同脆弱性について共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社では、脆弱性を修正した「FortiOS 7.2.3」「同7.0.9」「同6.4.11」「同6.2.12」および「FortiOS-6K7K 7.0.8」「同6.4.10」「同6.2.12」「同6.0.15」をリリースした。

すでに同脆弱性を悪用したケースが確認されているという。同社では、攻撃者が接続先に指定したIPアドレスのリストを公開しており、システムにおいて侵害された兆候などがないか、早急にログを検証するよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「FortiWeb」に認証不要でコマンド実行が可能となるSQLi脆弱性
「FortiOS」に脆弱性 - アドバイザリ3件を公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
米当局、「Windows」や「Fortinet」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiVoice」などFortinetの複数製品に脆弱性 - すでに悪用も
「FortiOS」に複数の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「FortiOS」の認証回避脆弱性、攻撃継続中 - 国内でも被害
既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続