宙組公演「エリザベート」の囲み取材を行った左から朝夏まなと、実咲凛音=東京・有楽町 宝塚歌劇団宙組公演「エリザベート-愛と死の輪舞-」が9日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で開幕。上演前に通し舞台稽古が行われた。
ウィーン発の人気ミュージカルの宝塚版。黄泉(よみ)の帝王トートを主人公に数奇な運命をたどるオーストリア皇后エリザベートとの愛を描く。
1996年に一路真輝率いる雪組で日本初演された宝塚の代表作の一つ。今年で20周年を迎え、今公演中に通算公演回数が1000回を達成予定。
9代目のトートを存在感たっぷりに演じた宙組トップスター、朝夏まなとは「強さと包容力の両立…挑戦だったのですが、(兵庫・宝塚大劇場公演では)自分が出会ったことのない感情が出てきました。毎回いろいろな発見があります」とコメント。宙組「エリザベート」については「音の正確さと、男役は長身の生徒が多くスタイリッシュさが魅力では」と分析した。
エリザベートを演じるトップ娘役の実咲凛音は「東京公演も皆さんと一緒に走り続けたい」と意気込んだ。10月16日まで同劇場で。