2月11日に「バレンタインコンサート」を開催した二見颯一 演歌歌手、二見颯一さんの取材をしたときのこと。
二見さんにとって、今年初のコンサートは、日本橋三井ホールで生バンドを入れ、2公演計1000人のファンを動員。バレンタインコンサートと銘打ち、初めてのバラード曲「泣けばいい」やロック曲「夜空の星」、韓国語を交えた「その冬の喫茶店」など幅広いジャンルの曲を歌い上げました。
開演前の取材で、デビュー7年目の思い出を聞かれると3年前に青山新(24)、辰巳ゆうと(27)、彩青(22)、新浜レオン(28)と第七世代として活動を始めたことに触れ、「幅が増えた」と存在の大きさに感謝。
グループラインがあるといい、「辰巳さんがリーダーで、お互いのソロコンサートに行ったり、飲みに行ったり、鼓舞し合う仲。飲みに行ったら最終的には演歌の話。ケンカが起こるんじゃないかっていう熱い演歌トークをします。それをやってきたからこそ、ステージの絆が強くなったのだと思います」と力説していました。
昨年3月に卒業した新浜とは今でも連絡を取っているといい、同12月の紅白歌合戦のステージを見て「より新浜レオンのファンになりました。絶対、楽屋に戻ってないときに電話を掛けちゃって。そしたら深夜に電話が掛かってきて、出られませんでしたが後日、会ったときに『見てくれてありがとう』と言われて、第七世代で立とうよっていう話ができたことが熱かった」と自分のことのように喜んだ姿が印象的でした。
そして、「レオンくんに一刻も早く僕も続けるよう精一杯、努力したい」といい、「今年は今までの失敗を活かした成功が増えていく年にしたい。演歌・民謡に重きを置きつつ芯と土台をしっかりして、この1年の成果が年末に出れば。新浜レオンと立ちたい」とも。
そして「自分は演歌・民謡が一番、僕の中では型にハマりやすい性質と思っています」と分析し、「ロックや海外の日本にないメロディーに挑戦するのは、自分の柔軟さを育て、要素を増やす訓練だと思って歌っています」と他ジャンルに挑むからこそ、得られるものの大切さを明かす姿に大舞台への期待が高まりました。(栗原智恵子)