NIKKEI FT the Worldで紹介した記事で振り返る2024年。2回目は安全保障にまつわる記事です。残念ながら中東では緊張が高まり、ウクライナでの戦争は膠着状態が続いています。また欧州や米国を舞台に、ロシアや中国が背後にあると見られる工作活動が度々報じられました。(日付はNIKKEI FT the Worldでの公開日)...
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アサド政権崩壊をまず歓迎せよ ギデオン・ラックマン
「アサド(大統領)は去らなければならない」――。2013年、当時のオバマ米大統領はそう言った。 それから10年以上がたった今、シリアの独裁者アサド氏は去った。だが米欧では、それを祝福するというより、むしろ警戒する雰囲気が漂っている。 新秩序の不確実性よりアサド氏の方がましと感じる欧米 最近の中東の歴史を振り返れば無理もない。イラクのフセイン大統領やリビアの最高指導者カダフィ大佐といった独裁者たち
イスラエル、迎撃ミサイル不足が深刻 各地からの攻撃で
イランや親イラン勢力による空爆に対抗しようと防空システムを強化しているイスラエルは迎撃ミサイル不足に直面している。防衛産業の幹部や元軍人、アナリストらが明かした。 防空システムの不足を補うため米国は13日、地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)をイスラエルに配備すると発表した。イスラエルはイランに報復攻撃するとみられており、中東地域の緊張が一層高まる恐れがある。 米国防総省の元高官で中東担
シリア反体制派のジャウラニ指導者とは何者か
シリアの反政府派・シャーム解放機構(HTS)のアブ・モハンマド・アル・ジャウラニ指導者(42)は、カーキ色の軍服に身を包み、非武装のガードマンを連れて堂々と中世の要塞・アレッポ城の階段を上り、支持者たちの声援を浴びた。彼の軍がアサド政権を打ち倒す数日前のことだ。 HTSは11月27日の進軍開始から電光石火の速さでシリア第2の都市アレッポを掌握した。 ジャウラニ指導者はあぜんとするアレッポ住民に手