【ノーザンハピネッツ日和〈3〉】どうなるアリーナ、水野社長に聞いた「夢」構想
B1秋田ノーザンハピネッツのBプレミア参入に、壁が立ちはだかっています。
11月1日、秋田県が新県立体育館の整備・運営事業の一般競争入札を、入札参加者の辞退により取りやめると発表しました。
参入条件となる入場者数基準、売上高基準の2項目はすでにクリアしていましたが、ホームアリーナ基準については、新県立体育館の整備計画にてクリアし、12月に予定されている4次審査でのライセンス交付を受ける想定でした。
当初計画による初年度でのBプレミア参入は困難な状況となりましたが、それでも、水野勇気社長(41)は諦めていません。
10月に日刊スポーツに語っていた「夢のアリーナ」への思いを紹介します。
バスケットボール
秋田で目指すべきアリーナとは
県の発表を受けた翌日の千葉ジェッツ戦前、水野社長はブースターに向かって「当初計画での合格は困難とお話しさせていただきました。ただ、我々、必ずこの4次審査で合格をして26年の初年度から参入する。ここに向けてしっかりとやりたい。そのための道筋はまだあります」と話した。
具体的な詳細こそ伏せたが「必ずや12月の審査に向けて、合格を勝ち取りたい」と力強く決意表明した。
実現への強い思い「理想」とする形は
「夢のアリーナ」実現への強い思いがある。10月23日、日刊スポーツの取材に答えていた。
―Bプレミアでは夢のアリーナを思い描いている。熱狂という観点で言えば、CNAアリーナ☆あきた(以下現ホーム会場)も夢のアリーナのように思えるが、どんな空間だと感じているか
15年っていうくくりで考えたら、正直ホーム会場としては県立体育館の方が良かったと思っています。
現ホーム会場は天井が高すぎるんですよ。声が全部抜けるんですよ。
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