青学大(東都大学)が創価大(関東5連盟)に競り勝ち、神宮大会を制した。春秋リーグ戦、6月の全日本大学野球選手権と合わせて史上5校目の大学4冠を達成した。春・秋リーグ戦、大学選手権、神宮大会制覇は72年関大、89年、97年の近大、02年亜大、08年東洋大以来、史上5校目(6度目)となる。

春の大学王者・青学大が初回から圧倒した。1死満塁から中田達也外野手(3年=星稜)の右越え満塁本塁打で4点先制。3回には無死一塁から青山達史外野手(1年=智弁和歌山)の中越え適時打、なおも無死三塁から渡部海捕手(2年=智弁和歌山)の左犠打でこの回、2点を追加。試合の主導権を握った。

先発の中西聖輝投手(3年=智弁和歌山)は味方の大量得点に背に、キレのいい直球と変化球を制球よく投げ初回の1失点以降、7回までは1安打無失点と好投。強打の創価大に流れを渡さなかった。

右手人さし指の骨折から復帰したばかりのロッテドラフト1位の西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)、今大会、福岡大戦で左肩を負傷した広島1位の佐々木泰内野手(4年=県岐阜商)はともにベンチスタート。先発選手全員が3年生以下という中で、ベンチから声でバックアップ。チーム一丸で、悲願の大学4冠を達成した。

 

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