米国野球殿堂博物館元館長のジェフ・アイドルソン氏が15日、ポッドキャスト番組でのイチロー氏に関する発言内容を一部訂正する声明を発表した。番組内で同氏は、イチロー氏が将来全ての個人コレクションを博物館に寄贈する意向であると語ったが、それは「ごくカジュアル(私的)な場面での会話」で、正式な決定事項ではないとした。
さらに、強打者ハンク・アーロンさんと名投手トム・シーバーさん(ともに故人)が全コレクションを寄贈していることを引き合いに「彼(イチロー氏)は人生のずっと先で3番目(の選手)になりたいと話している」とした発言も、「私はその話をイチローさんに伝えたものの、彼が彼ら(アーロン、シーバー両氏)の足跡をたどりたいと言ったことはありません」と訂正した。
イチロー氏は15日、マリナーズのキャンプ地のアリゾナ州ピオリアで「思い違いが独り歩きして、実際と違う話が広がっていく。今の時代は怖いですね」と苦笑いでコメントした。(共同)