ドジャース大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告(39)の量刑言い渡しが、当初の12月から1月に延期になったと27日(日本時間28日)、米メディアが報じた。

米紙ロサンゼルス・タイムズのネイサン・フェノ記者はXで「水原一平に関する最新情報」として(1)水原被告の弁護士は判決を12月20日から1月17日に延期するよう裁判所に要請、(2)水原被告のブックメーカー、マシュー・ボーヤー被告の弁護士は依頼人の判決を(25年)2月7日から4月4日まで延長する共同和解案を提出した、の2点が新しく判明したと投稿。そしてその35分後に「裁判官は水原の量刑言い渡しの期日を1月24日(同25日)に再調整した」と伝えた。

ロサンゼルス連邦地検によると、水原被告はスポーツ賭博で抱えた借金の返済のために大谷の口座から約1659万ドル(約25億7000万円)を胴元のブックメーカーに不正に送金。司法取引に応じ、6月の2度目の出廷で罪状を認めた。当初の判決は10月25日に言い渡される予定だったが、連邦地裁に提出する必要書類の作成に時間がかかると主張し、12月20日に延期されていた。