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「没後15年 氷室冴子をリレーする」

  • 2024年9月17日

【初回放送】2023年7月9日「没後15年 氷室冴子をリレーする」

2024年9月7日から北海道立文学館で開催する「特別展 氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち」に合わせて、2023年に放送した「没後15年 氷室冴子をリレーする」をアンコール放送。10代の若者を主人公にした「少女小説」「青春小説」と呼ばれる分野で数々の作品を残した北海道岩見沢市出身の作家・氷室冴子。社会やルールの枠を超えて躍動する主人公たちの姿に、多くの若者が「自由」を受け取り、その精神はいまもリレーされ、息づいています。番組では、かつて読者だった作家や、友人、編集者へのインタビューを通じて、氷室冴子の作品が放つ力と彼女の人生をたどります。

 

「没後15年 氷室冴子をリレーする」アンコール放送
2024年9月15日(日)午後1:05~1:48<総合・北海道>
【出演・語り】酒井 若菜
※放送後NHKプラスで見逃し配信


<スペシャルインタビュー>
番組で取り上げる氷室冴子とゆかりのある人物のインタビューを、全6回にわたり詳しくご紹介します。

<番組概要>
岩見沢出身の作家・氷室冴子。1980~90年代にかけ、『クララ白書』『なんて素敵にジャパネスク』『海がきこえる』などの作品で、一世を風靡した。累計売上は2000万部を超え、とりわけ小学生から高校生にかけての少女たちに絶大な人気を誇ったベストセラー作家だった。作品の多くは、ティーンエージャーの女子が主人公。“社会”や“大人”や“男性”にあわせて、自分を変えてしまうのではなく、自立して自由に生きようとする姿を氷室はいきいきと描き出した。現在よりもはるかに男性中心主義だった時代、それは“大人”になる前の若者たちを勇気づけた。2008年、がんのために、氷室は51歳の若さで亡くなる。だが、女性が、あるいはすべての個人が生きることをエンカレッジするような氷室からのバトンは、今に至るまで受け継がれている。証言から氷室の足跡をたどりつつ、その影響を受けて、物語を生み出す現代の表現者たちの姿と言葉から、時代を超えた普遍性を持つ氷室作品の意味に、改めて光をあてる。

 

<番組関連イベント>
2024年9月7日(土)から「氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち」を北海道立文学館で開催。多くの読者に愛され続ける氷室冴子の作品世界を多彩な資料とともにご紹介します。

特別展 氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち
2024年9月7日(土)~11月10日(日)
[開館時間]9時30分~17時(入場は16時30分まで)
[休館日]月曜日 ただし9月16日(月)、9月23日(月)、10月14日(月)、11月4日(月)は開館し、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)は休館
【会場】北海道立文学館 特別展示室(札幌市中央区中島公園1-4)
【主催】北海道立文学館、公益財団法人北海道文学館(北海道立文学館指定管理者)、北海道新聞社、NHK札幌放送局
【後援】札幌市、札幌市教育委員会
 特別協力:集英社 協力:小学館、スタジオジブリ、徳間書店、白泉社、氷室冴子さんを偲ぶ会【藤花忌】、氷室冴子青春文学賞、藤女子大学、開智国際大学、岩見沢市立図書館、北海道立図書館
【観覧料】一般700円、65歳以上の方・高校生450円、小中生300円
※詳細は文学館までお問い合わせください(tel:011-511-7655)

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