FIAFについて
FIAFとは
国立映画アーカイブは1989年より国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)に加盟し、それら機関との連携・協力を通して国外に散逸した貴重な日本映画を収集してきました。また、相互に所蔵品を貸与・借用し合うことによって国際的な文化交流を行うほか、映画の国際的なシンポジウムや講演会なども開催しています。
FIAFは、映画・映像を文化遺産、また歴史資料として、破壊や散逸から守り保存しようとする世界各国の映画保存機関が集う国際組織です。1938年に創立され、2019年5月時点では世界の75の国・地域から、正会員・準会員あわせて164の映画保存機関が加盟しています。日本からは、国立映画アーカイブと福岡市総合図書館映像資料課がFIAFに加盟しています。
国立映画アーカイブのFIAFにおける活動
- 年次会議に参加し、映画保存に関する最新の研究・情報を国際的に発信・共有するとともに、その成果を機関誌などを通して公開しています。
- FIAF東京会議を開催(2007年)
- ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベントを毎年開催しています(2008年~)。
- 当館の岡島尚志館長(当時はフィルムセンター主幹)がアジア人で初めてFIAF会長を務めました(2009~2011年)。