国立映画アーカイブ
2024年度上映・展示・教育普及企画スケジュール
- *企画の名称、日程、内容等は変更されることがあります。
- *各企画の詳細は確定次第、順次公開いたします。
- *ご来館の前にこちらをお読みください。
長瀬記念ホール OZU
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント等、長瀬記念ホール OZUで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。
生誕100年 高峰秀子
Hideko Takamine Retrospective at Her Centenary
2024年4月9日[火]-5月5日[日]
無声映画期に天才子役としてデビューし、昭和のただ中を半世紀にわたり駆け抜けた映画俳優・高峰秀子(1924-2010)の生誕100 年を記念して、その軌跡を回顧します。
サイレントシネマ・デイズ2024
Silent Film Days 2024
2024年5月14日[火]-19日[日]
世界各地で開催されている無声映画祭と同様に、弁士の説明や生演奏を付けて無声映画を上映する企画。所蔵作を中心に、有名監督の作品から鑑賞機会の少ない重要作まで幅広く取り上げます。
日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち
Japanese Cinema and Music: Composers in the 1950s and 1960s
2024年5月25日[土]-7月28日[日]
戦後の映画黄金期において、多くの作曲家たちが魅力的な楽曲によって日本映画の繁栄を力強く支えました。生誕100年を迎える團伊玖磨、眞鍋理一郎、斎藤高順など、1920年代生まれの作曲家たちを中心に、彼らが手がけた名作や知られざる秀作を上映します。また、上映会と連動して大規模な展覧会も開催します。
返還映画コレクション(2)――第一次/二次・劇映画篇
Repatriated Film Collection [Part 2]: Fiction Films, 1928-1945
2024年7月30日[火]-8月23日[金]
アメリカ議会図書館より1967年から1990年代にかけて日本に返還された戦前の日本映画の中から、2023年度の「返還映画コレクション(1)――第一次・劇映画篇」に続き、当館における未公開作品も含めた回顧上映を行います。
第46回ぴあフィルムフェスティバル 2024
46th Pia Film Festival 2024
2024年9月7日[土]-21日[土]※一部作品の上映会場は小ホールとなります。
共催:一般社団法人PFF
映画の新たな才能を発見し、多くの若い映画作家を育成してきた、ぴあフィルムフェスティバル。46回目を迎え、世界最大の自主映画コンペティション「PFFアワード」の他、ユニークな特集や映画人をゲストに招いたイベントも開催します。
没後50年 映画監督 田坂具隆
Tomotaka Tasaka Retrospective
2024年10月8日[火]-20日[日]、11月5日[火]-24日[日]
文芸映画、戦争映画から青春映画、時代劇に至るまで、常に人間描写に重きを置き、誠実かつヒューマニズムに満ちた作風を貫いた映画監督田坂具隆(1902-1974)。逝去から50年の節目に、現存する田坂作品を網羅的に取り上げるとともに、同時期に開催される展覧会とも連動して、その偉大な業績を多面的に検証します。
TIFF/NFAJ クラシックス 映画監督 吉田喜重
TIFF/NFAJ Classics: Kiju Yoshida
2024年10月29日[火]-11月3日[日]
共催:東京国際映画祭
東京国際映画祭との共催で、2023年度の「TIFF/NFAJ クラシックス 小津安二郎監督週間」に続き、日本が誇る名作の数々を上映します。
映画監督 アンジェイ・ワイダ
Film Director Andrzej Wajda
2024年12月10日[火]-26日[木]
共催:アダム・ミツキェヴィッチ・インスティトゥート、有限会社マーメイド・フィルム
「ポーランド派」の若き筆頭監督として世界映画界に新風を起こし、映画によるポーランド史の語り手として約60年にわたり活躍した巨匠アンジェイ・ワイダ(1926-2016)。国際的に高い評価を受けている主要作を中心に取り上げるとともに、同時期に開催される展覧会とも連動して、その作家像と作品世界を立体的に描き出します。
メキシコ映画の大回顧
Gran Retrospectiva de Cine Mexicano
2025年1月7日[火]-2月9日[日]
共催:メキシコ国立自治大学(UNAM)フィルモテカ、メキシコ・シネテカ・ナシオナル、メキシコ映画機構(IMCINE)
FIAF(国際フィルムアーカイブ連盟)の加盟機関であり、ラテンアメリカの重要なフィルムアーカイブの一つであるUNAMフィルム・アーカイブ(メキシコ)等との共催により、無声映画期から現代にいたるメキシコ映画を幅広く紹介します。
日本の女性映画人(3)(仮)
Women Who Made Japanese Cinema [Part 3] (tentative)
2025年2月11日[火](祝)-3月23日[日]
2022年度の「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」と2023年度の「日本の女性映画人(2)――1970-1980年代」に続き、日本における女性映画人の歩みを歴史的に振り返る特集として、スタッフとして女性が参加した作品を上映し、様々な分野で活躍した女性映画人を取り上げます。
小ホール
小ホールで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。
NFAJコレクション 2025 春
Films from the NFAJ Collection: Spring 2025
2025年3月7日[金]-23日[日]※金・土・日曜のみ
国立映画アーカイブの多種多様なフィルムコレクションに光を当てる上映企画です。
教育普及企画
こども映画館 2024年の夏休み★
Kids’ Cinema: The Summer Vacation of 2024
会場:小ホール
開催日:2024年7月26日[金]-27日[土]、8月2日[金]-3日[土]
小・中学生を対象に、スクリーンでの映画(フィルム)鑑賞を通して、映画芸術の素晴らしさ、楽しさを体験してもらい、豊かな情操と映像リテラシーを育むことを目的とした解説付き上映会。
「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024」連携イベント
New Japanese Photography in New Light ―森山大道―
New Japanese Photography in New Light ―MORIYAMA Daido―
会場:国立映画アーカイブ 1Fロビー
会期:10月1日(火)-10月27日(日)*月曜休館
料金:無料
主催:国立映画アーカイブ、一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
八重洲・日本橋・京橋で開催される屋外型国際写真祭『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2024』と連携し、「New Japanese Photography in New Light ―森山大道―」を1Fロビーにて開催します。
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント
In Celebration of UNESCO World Day for Audiovisual Heritage
マグネティック・テープ・アラート:
磁気テープ映像の保存に向けてできること
Magnetic Tape Alert: What You Can Do Now to Preserve Our Memories on Videotape
会場:長瀬記念ホール OZU
開催日:2024年10月5日[土]
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)を記念し、映画・映像保存の大切さを考える特別イベント。本年度は「マグネティック・テープ・アラート: 磁気テープ映像の保存に向けてできること」を開催します。
TIFF映画教育国際シンポジウム2024
《世界のこどもたちが映画を待っている》
~社会課題と向き合う映画教育~
TIFF International Symposium on Film Education 2024
《The World’s Children Waiting for Cinema: Film Education and Social Issues》
会場:小ホール
開催日:2024年11月2日[土]
主催:公益財団法人ユニジャパン(第 37 回東京国際映画祭実行委員会)
共催:東京都、国立映画アーカイブ
企画・運営:一般社団法人こども映画教室®︎
映画教育に関する国際シンポジウムを開催!パレスチナ、チリ、スペインからゲストを迎え、映画教育の可能性について議論を深めます。
V4中央ヨーロッパ子ども映画祭
V4 Countries Kids Film Festival
会場:小ホール
開催日:2024年12月7日[土]
共催:ポーランド広報文化センター、駐日ハンガリー大使館、リスト・ハンガリー文化センター東京、駐日スロバキア共和国大使館、チェコセンター東京
子どもたちを対象に、ヴィシェグラード4か国(V4:ポーランド、ハンガリー、スロバキア、チェコ)のアニメ映画や優れた作品を上映し、各国の文化を紹介する企画。
展示室(企画展)
日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち
Japanese Cinema and Music: Composers in the 1950s and 1960s
2024年4月9日[火]-8月23日[金]
※5月7日[火]-5月12日[日]休室
日本において映画産業が隆盛を極めた1950年代から1960年代にかけて、作曲家たちの多くは映画界と手を結び、演奏会用の作品とは一味違う魅力的な楽曲によって日本映画の繁栄を力強く支えました。貴重な自筆譜や製作資料を通じて、また楽曲にも触れられる形でその功績を顕彰します。
没後50年 映画監督 田坂具隆
Film Director Tomotaka Tasaka
2024年9月7日[土]-11月24日[日]
文芸映画、戦争映画から青春映画、時代劇に至るまで、常に人間描写に重きを置き、誠実かつヒューマニズムに満ちた作風を貫いた映画監督田坂具隆(1902-1974)。逝去から50年の節目に、関係者や当館の所蔵する資料を用いて作品の魅力を描き出すとともに、その作家像を精緻に検証します。
映画監督 アンジェイ・ワイダ
Film Director Andrzej Wajda
2024年12月10日[火]-2025年3月23日[日]
※12月27日[金]-1月5日[日]休室
共催:日本美術技術博物館Manggha、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート
協力:クラクフ国立美術館、ポーランド広報文化センター
「ポーランド派」の若き筆頭監督として世界映画界に新風を起こし、当時の硬直した社会主義体制にも抗いながら、映画によるポーランド史の語り手として約60年にわたり活躍した巨匠アンジェイ・ワイダ(1926-2016)。本国クラクフ市で催されたワイダ展の初の外国巡回で、日本との深い関係を示す独自の展示品も加わります。
展示室(常設展)
NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史
Nihon Eiga: The History of Japanese Film
From the NFAJ Non-film Collection
映画の渡来した19世紀末から発展を続けた日本映画の豊かな歴史を、長年当館が収集してきた多彩なコレクション(ポスター・スチル写真・雑誌・製作資料・業界資料・キャメラなど機械類・映画人の遺品・映像など)によってたどる。
※各企画展に併設