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ドーム雑学博士-知っていれば得をするかも- Dr.Dome

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ナゾの物体2

さて、これは何でしょう。答えは・・・ドームの天井を見てください。ドームの屋根は、「単層ラチスドーム構造」 。三角形の骨組みを格子状(ラチス)に単層に組み合わせた構造です。

ドームの屋根は、直径65センチ、長さ10メートルの鋼管1224本でできた三角形ユニット792枚を、ザルのように組み合わせています。
その鋼管をつなぐ役割をしているのが写真の 「鋳鋼ノード」と呼ばれるものです。スタンドから見るととても小さく見えますが、直径1.45メートルもあります。どこにあるのか、探してみてください。

ドームを照らす690灯

2018年のオープン戦開幕に向けて、ナゴヤドーム開場の1997年以来初めて照明装置を更新しました。
すべてをLED(発光ダイオード)照明に変更し、設置台数も削減。総数690灯の内訳は、フィールドを照らす570灯、空間を照らす48灯、観客席を照らす24灯、停電時の補助照明が48灯です。明るさはこれまでと同じ、バッテリー間2,500ルクス、内野2,000ルクス、外野1,650ルクス。
また、瞬時点灯や消灯、光量の調整など、LEDの特性を生かす多彩な演出が可能になりました。
なお、環境にも優しくなり、消費電力およびCO2排出量の約60%を削減できる見込みです。
プロ野球のほかにも、草野球・サッカー・展示会など、それぞれのイベントに最適な明るさにすることができます。
(2017年までは「高演色メタルハライドランプ」を使用)

あわせて、フルカラーLED投光器を102灯導入しました。
アリーナ照明と合わせ多彩な照明演出を実現し、よりドラマティックで臨場感のある空間を創出。106ビジョンの映像や音響とも連動させて、
イベントやセレモニー等の演出照明として活用できます。

大画面

vijison_18.jpg
2017年2月、センター側ライブビジョン両サイドに、連動した運用が可能な大型映像装置を新たに2面増設、3面構成で全長106mの新ビジョン「106ビジョン」が誕生しました。NPB12球団本拠地球場最高レベルの解像度を誇る106ビジョンの演出が、試合をさらに盛り上げます!

天井からの声

プロ野球などを観戦している時の場内アナウンスやBGMなどは、主にドームの天井中央に設置してあるメインクラスター(写真左)1か所と、それを囲むように設置してあるサテライトクラスター(写真右)18か所から聞こえています。

メインクラスターは合計33台のスピーカーで構成されており、地上61m~35mの上下移動が可能で、プロ野球・コンサート・展示会など利用目的によって最適な場所へ移動します。
サテライトクラスターは合計51台のスピーカーで構成されており、1か所当たり3台のスピーカーがそれぞれ上段・中段・下段へ最適な音を提供します。
大空間に起こりがちな音の跳ね返りによる遅延や聞こえにくさへの対策として、天井や壁面には吸音材を用い、スタンド先端の手すり壁などには若干の傾斜をつけています。
メインクラスターは2016年、サテライトクラスターは2019年に更新し、より臨場感のある聞きやすい音を体感できる環境になりました。

アリーナの見張り番

アリーナの見張り番 アリーナの見張り番

アリーナの見張り番もし、アリーナで火災が発生したら・・・内側が直径約190m、高さ64mと非常に大きなバンテリンドーム ナゴヤは、現行法規で定められた煙感知器やスプリンクラー設備だけでは対応できません。そこで、「赤外線火災検出器」と「放水銃」を設置しました。 「検出器」は4基設置。火災にともなって発生する赤外線をキャッチします。最大監視距離は230mもあります。 「放水銃」は4台設置。最大放水距離90mで、アリーナのどこで火災がおきても届くようになっています。「放水銃」から放水される水量は、1分間に3600リットルです。

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