誰でも嫌いな人はいるでしょう。嫌いの度合いも「ちょっと嫌だな」から「あんな人にだけはなりたくない!」まで様々だと思います。
しかし、心の中には「嫌いな人」の情報は「好きな人」と同じようにインプットされてしまうそうです。
女性向け情報サイト「マイスピ」によると、心には「否定形」が存在しないそうです。つまり「○○になりたくない」と思ったら、心が反応するのは「○○」の部分だけ。
この作用に、私たちはどのような影響を受けるのでしょうか。マイスピでは以下のような例を挙げて説明をしています。
たとえば、父親の文句ばかりを言っている母親の姿を見て、あなたは「お母さんのような結婚はしたくない!」と思ったとします。そうすると、あなたの心は「お母さんのような結婚」の部分をクローズアップします。そして、心は勝手に「どうしたら『お母さんのような結婚』になるのだろう?」と興味を持ち、「それを理解するためには、お母さんのような結婚をしてみるのが効果的」と考えるようになります。
つまり、嫌いなことを考えているにも関わらず、心と行動はその嫌いな方向へ進んでしまう......というわけです。
これを防ぐ方法は、「否定形」で情報をインプットしないこと。上の例にならうなら「△△さんのような結婚がしたい」と肯定的な興味を持つことです。
私たちの心の驚くべき作用を味方につけて、楽しい人生を送りましょう。
「嫌い」のイメージをつくると心はどんどん「嫌いな人」に近づいていく | マイスピ
(ライフハッカー[日本版]編集部)
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