iOS端末で動画撮影をする際の欠点は、操作性が限りなくゼロに近いというところにあります。自動設定で何でも撮影できるiOSのカメラは、通常はそれほど問題になりません。しかし、やはり「こういう風に撮りたい」という考えがあると、それを実現するのはなかなか難しいでしょう。でも、侮ってはいけません。iPhoneの動画撮影機能だって本気を出せばなかなか使えるのです。『CinePro』はiPhoneの動画録画機能をスーパーチャージさせ、マニュアルコントロールからステキなフィルターまでをiPhoneで使えるようにしてくれます。

 CineProにはクールな機能がたくさん搭載されています。まずはフレームレートの設定、ホワイトバランスモード、露出、オートフォーカスモード、ISOなど。一部をオートに設定し、それ以外をマニュアルに設定するというのも可能です。画面上部のメニューからそれぞれの設定へクイックアクセスしたり、画面の下のメニューからフィルターの選択や調整をしたりできます。CineProにはストックフィルターが最初からいくつか用意されていますが、オプションでこれらのフィルターを別途購入して追加できます(それぞれ85円)。

これらのフィルターを購入しないにしても、170円の投資でiPhone動画のクオリティをグッと上げること間違いなしです。もちろん本格的なカメラにはかないませんが、数百万円の機材を購入する代わりに手が届く範囲内で、というのは良い決断だと思います。

CinePro(170円) | iTunes App Store

Adam Dachis(原文/抄訳:まいるす・ゑびす)