タブレットPCが初めて世界に登場したのが今から4年前。今では多くの人がプライベートや仕事で使うようになりました。小さくて軽い割にパワフルなので、ノートPCを買い替える代わりにタブレットを選ぶ人も増えています。ただ一方で、「端末の初期コストが高くて手が出ない」という人も多いのではないでしょうか? 僕自身もそんな1人で、しばらく「iPad mini retinaディスプレイモデル」がほしいと思っていたのですが、4万円程度もする価格が理由で買いそびれていたのでした。
スマートライフパックなら4万円程度の初期投資が1800円に
Apple製品の値引きなんてないだろうし、貯金して買うか。そんなことを考えていた時、「So-net スマートライフパック」のことを知りました。調べてみると、これはいわゆる「ネット回線契約とのセット」で、ネット回線の契約をするとタブレットPCが格安で借りられる、というプランらしいのです。「タブレットを...借りる?」iPad miniが欲しいと思っていた僕にとって、これまで「借りる」という選択肢があるなんて思ってもみませんでした。
もちろん、気になるのは「どれくらい安いのか」ということ。「iPad mini Retinaディスプレイモデル 16G Wi-Fiモデル」を見てみると、2年間の契約で月々支払うレンタル代は、光回線とのセットの場合たったの480円です。しかも、開始月の月額料金が無料なので、開始月に必要なのは初期費用の1800円だけです(※ただ、回線によっては接続コース自体の初期費用が発生する場合があります)。
ただ、これはiPad miniのレンタル料だけなので、月々払う総額は、これにネット回線の料金を加算した金額になります。最安なのはマンションタイプのネット回線と、iPad miniの組み合わせで月々2780円から。光回線とタブレットのセットなのに、思っていたよりずっと安いです。
実家のネット回線で申し込めば、自分の支払いはレンタル代だけ
1つだけ問題がありました。僕は現在シェアハウスに住んでいて、ハウスには無料のWi-Fiが飛んでいるのです。つまり、iPad miniは欲しいけど、ネット回線がいらないということ。致命的な問題でしたが、解決策はありました。実家のネット回線で申し込めばいいのです。
実家ではすでに他社のネット回線を契約していたので、家族に相談して回線を解約。スマートライフパックのネット回線を契約しました。接続プランは「So-net 光(auひかり)ホーム ギガ得プラン」を選択。すると、実家のネット回線の料金は安くなり、僕は月480円でiPad miniが手に入り、お互いにとってメリットが出ました。
「借りるなんてイヤ、やっぱり所有したい!」という人にも選択肢はあります。2年間の契約期間が終わると、借りていたタブレットを返却するのですが、その時点でもし返却したくない場合、未返却損害金(1万円程度)を払えば返却する必要がなくなるのです。
手厚い保証サービスとテクニカルサポートも
「So-net スマートライフパック」に加入する最大のメリットは、初期投資がほぼ必要ないこと、です。これだけでも、タブレットが欲しい人には魅力的なのですが、もう1つ大きなメリットがあります。それは、手厚い長期保証サービスが付いていることです。
タブレットを使い続けていれば、故障したり、破損してしまったり、水没してしまったりする可能性があります。万が一壊れてしまった時は、保証の対象になるので安心です。保証サービスの詳細や条件についてはこちらを確認してみてください。
タブレットPCの設定方法などを教えてくれるテクニカルサポートもついているので、実家でそのままタブレットを使ってもらう場合にも安心ですね。
仕事からプライベートまでいつも手元に:僕のiPad mini活用術
タブレットがあっても何に使ったらいいかわからない、という方のために、ライフハッカーの編集者として僕が普段iPad miniをどう使っているか、一例をご紹介します。
1. 海外の英文記事をチェック
ライフハッカー[日本版]では、米国の「Lifehacker」を始めとした海外のメディアが発信する情報にも目を向けています。日本の読者にとって役に立つ記事があれば翻訳記事として配信するので、海外記事のチェックは日々欠かせません。とは言っても、海外のメディアはたくさんあるので、効率的な情報収集をするためにキュレーションアプリを使っています。中でもオススメなのが「Zite」というアプリ。「心理学」、「旅行」といった興味のある分野を選べば、その分野のおもしろい記事を届けてくれます。
2. Kindleで読書
もともと読書が好きで、Kindleアプリを使って電子書籍を読むことが多いです。iPad miniはサイズ的にも読書にピッタリなので、どこに行くにも持ち歩いています。本棚に置いてあったリアルの本もたくさんあるのですが、お気に入りの書籍は電子書籍で買い直したほどです。あとは、retinaディスプレイは文字がくっきりで見やすいのも良いですね。日本でも書籍のタイトルが充実してきて、価格も安くなってきたのでこれからも使う機会はたくさんありそうです。
3. 動画を楽しむ
海外ドラマの「メンタリスト」が好きで、暇を見つけてはiPad miniで見ています。これまではPCのディスプレイで見ていたのですが、今はiPad miniで家のどこにいても動画が見れるようになりました。また、Apple TVや対応するHDMIケーブルがあれば、iPad miniで見ているものをテレビに映像を出力できるので便利です。
安いからこそ気軽に始められる「タブレットのある生活」
タブレットPCを手に入れるには、これまで少なくても数万円の初期投資が必要でした。今回ご紹介した「So-net スマートライフパック」では、そんな高かった初期投資を安く抑えられるところが魅力です。
確かに、「タブレットPCの必要性を感じない」という人が一定数いるのも事実ですが、これだけ安価に手に入るなら、まず使ってみればいいのではないでしょうか? そんな気軽な気持ちで「タブレットのある生活」を始めてしまえば良いのです。
そもそも、今は毎年のように新機種が発売される時代です。今日発売された新製品でも、2年経てば完全に古い機種になってしまうでしょう。すぐに新製品が出る時代だからこそ、「買う」のではなく「借りる」ことに大きな意味があります。2年借りたら返却して、2年後に出ている新製品をまた借りる。そんな流れを作れば、デジタルライフはもっとスマートになるはずですよ。
スマートライフパック|So-net
(大嶋拓人)
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