大事なデータを守るために、まずすることといえば、ローカル保存ですよね。それに加えて、クラウドでも保存しておけば、二重に安心ですよ。オンラインストレージを使えば、たとえ家やオフィスが火事や洪水でめちゃくちゃになったとしても、あなたのデータは守られます。そこで、今回は米lifehackerおすすめの、オンラインバックアップツールを5つご紹介。ちなみに、もっとたくさんのオンラインバックアップサービスを比較したい人は、こちらをどうぞ。
■『CrashPlan」』
(Windows/Mac/Linux/Open Solaris ベーシック版 [オンラインストレージなし]は フリー、 プレミアム版 [容量制限なし] は4.50ドル/月)『CrashPlan』は他のバックアップソフトウェアとは一線を画しています。まず、ソフトウェアのダウンロードはフリーで、ローカルでのバックアップや、『CrashPlan』を使っている友人のコンピュータのバックアップができます。他のサービスと違って、オンラインストレージプランはベーシック版についていないのですが、有料版の値段は他のサービスと同程度です。ソフトウェアは、ユーザーフレンドリーなので、オンラインバックアップサービスのためにお金を払うか決めかねている人も、フリーのベーシック版でローカルバックアップを一度試してみる価値はありそうです。また、30日間は容量無制限のオンラインバックアップも試すこともできます(PROも30日間は無料で体験可能)。もし、データが壊れてしまったら、『CrashPlan』ソフトウェアを使って保存し直したり、データのハードコピーをオーダーしたりできます。
■『Mozy』
(Windows/Mac ベーシック版 [2GB]フリー、 ホームプレミアム版 [容量無制限] 4.95ドル/月 )『Mozy』は自動バックアップのためのツールです。『Mozy』をインストールし、どのファイルをどのくらいの頻度でバックアップするかを設定すれば、あとは自動でやってくれます。『Mozy』は、開いた状態のファイルでもバックアップが取れるので、たとえば、大きなプレゼンを抱えていてそのための資料やスライドが開いたままの状態でも、作業を続けながら保存できる、というわけです。また、ファイルが変更されたときは、変更箇所のみをバックアップされるようになっています。『Mozy』は、古いバージョンのファイルでも簡単に保存し直し、それらをダウンロードできるので、 CDなどの物理媒体にバックアップを取ることも可能です。ただし、これには料金がかかります。
■『Dropbox』
(Windows/Mac/Linux ベーシック版 [2GB] はフリー Pro [50GB] は9.99ドル/月)『Dropbox』をインストールしたら、「My Dropbox」という名前のフォルダがドキュメントの中にでき、そこに置いたものは同期される、という仕組みです。フォルダを公開に設定することによって、ファイルをシェアすることもできます。『Dropbox』は、変更ログをつけているので、ファイルの変更があった場合でも、前のバージョンは30日間は保存されます。『Dropbox』で保存したファイルは、「Dropbox」のウェブサイトからもアクセスできるので、『Dropbox』をインストールしていないコンピュータを使っているときに便利です。もし、「My Dropbox」フォルダを通さないで、データを同期したいときには、米LHで以前紹介したこの方法を用いてください。『Dropbox』は、他のサービスのように、保存できる容量が無制限ではないのですが、本当に大事なデータだけをバックアップするのであれば、十分に使えるツールです。
『Jungle Disk』
(Windows/Mac/Linux 料金: 2ドル/月 per + GBに応じて加算)『Jungle Disk』は、ちょっと変わったアプローチで、容量無制限で定額というのではなく、容量に応じた従量課金方式を取っています。つまり、月に「2ドル+使用した容量分」を毎月支払うということです。GBあたりの料金は現在、ストレージに15セント、アップロードに10セント、ダウンロードに17セントとなっています。この方式のいいところは、『Jungle Disk』をリモートのバックアップディスクに加えて、ネットワークディスクドライブとして使えるところです。『Jungle Disk』はバックアップツールとして優れていますが、ネットワークドライブに書き込めるアプリとなら、たいていのものは一緒に使うことができます。保存するデータ量が多くないユーザーは、毎月の使用量が少なくてすみますね。
■『Carbonite』
(Windows/Mac 容量無制限 4.58ドル/月)『Carbonite』の価格設定はシンプルで、年に54.95ドル払うと、一つのコンピュータからに限り、容量無制限でデータをためられます。『Mozy』と同じように、『Carbonite』は、変更があった分だけバックアップができるので、プロセスが速くなっています。また、ウェブインターフェイスからもデータにアクセスできるので、ホームコンピュータから離れているときでも、ファイルを保存することができます。ただ、『Carbonite』では、データのハードコピーを作れないので、ダウンロードするときには、時間がかかるということを、あらかじめ頭に入れておいてくださいね。
この中で、興味のあるツールはありましたか?すでに使っているものもあるかもしれませんね。みなさんが使っている、またはお気に入りのバックアップツールを教えてください。ちなみに、米lifehackerでは、『Dropbox』が一位でした。
Jason Fitzpatrick(原文/訳:山内純子)