効率よく物事をこなしていくにはひとつずつやらなきゃいかんと解ってはいるものの、なかなか現実ではあっちをちょろっとやって、こっちを今度はちょろっとで結局どれもあまり進捗しない、なんてことよくありますよね?はい、あります。
そんな時に必要なのは複数あるタスクの中でそのうちのどれに集中するべきなのかを教えてくれるリマインダーがあれば、集中できる確立はかなりの割合で向上するはず。それを実現されるためにはどうすればいいかというと、AutoHotkeyというWindowsスクリプティングアプリケーションを使ってシングルゴールタスクバーリマインダーなるものを作成し、やるべきことを提示してもらう、という方法があります。今回はその作成方法をご紹介~!
具体的に何をするかと言うと、 Windowswsタスクバーに新規ツールバーを作成し、そのツールバーからひとつのショートカットを含むフォルダを開きます。このショートカットの名前をリマインダーとして使用していきます。上記のスクリーンショットでは例として「Feed the dinosaur(恐竜にえさをやること)」というこの上なく現実的な目標が定められています。そしてこれをさらに簡略化するためにAutoHotkey スクリプトを活用し、ポップアップダイアログボックスから簡単に名前を変更できるようにします。この作業にはAutoHotkeyがインストールされている必要があります。
ひとつのゴールをタスクバーリマインダーとして設定
リマインダーをタスクバーに設定するにはまずこのzipファイルをダウンロードし、解凍するところから始めます。これにはすでにスクリプト、2つのアイコン、タスクバーという名前の空のフォルダが含まれています。このフォルダをDropboxフォルダなどどこか安全な場所へ保存します。Dropboxに追加しておくとどのPCからでもOne Goalを同期できる、というボーナス特典も付いてさらに便利です。
タスクバーフォルダはWindowswsタスクバー上でツールバーとして使うものとなります。この作業においてとても重要なステップとして、swtich.ahkファイルへのショートカットをタスクバーフォルダ内に作成する必要があります。もっとも簡単な方法としては右クリックからswitch.ahkファイルをタスクバーフォルダへドラッグし、ショートカットをここに作成を選択します。
次に作成したショートカットを右クリックし、プロパティを開き、ショートカットへアイコンをアサインします。これと同時に「Start inフォルダ」がTaskbarディレクトリではなくOneGoalディレクトリに設定されていることを確認してください。
これでフォルダ設定は完了です。
次に右クリック>ツールバー>新規ツールバーからOneGoalへブラウズし、Taskbarディレクトリにこれを追加します。この作業をする間に「Lock the taskbar」オプションからチェックを外し、ツールバーのサイズを変更できるようにしておきます。
最後に新しく作成したタスクバーツールバーを右クリックし「Show title」からチェックを外し、「Show Text」にチェックが入っていることを確認します。これでツールバー上にアイテムのフルテキストが表示されるようになります。変更を終えて、好きな位置に配置したらタスクバーを再度ロックしておきます。
AutoHotkey スクリプトのデフォルトテキストは簡単にカスタマイズできるので、任意のテキストに変更可能です。下記のスクリプトは入力ボックスに単純にポップアップし、入力したテキストにショートカット名を変更してくれるかなりシンプルなスクリプトです。
nputBox, UserInput, One Goal, What's the one thing you should be doing?., , 380, 170
If Not ErrorLevel
{
Run, cmd /C rename taskbar\* "%UserInput%.lnk"
この時点でタスクバーにOne Goalが表示され、アイテムをクリックするとAutoHotkeyuttyダイアログが表示され、今やるべきひとつのタスクが何かを聞いてきます。今やるべきタスクをそこに入力し、既存のアイテムを置き換えてください。ウィンドウズのファイル名として使えない特殊文字はここに入力できないので注意してください。
今やるべきことがはっきりしていると仕事は半分くらいできたようなもの、と言うとちょっと言い過ぎかも知れませんが、効率化は急がば回れにも思えるシングルタスクである、と思っている方はぜひ活用してみてください!
How-To Geek (原文/まいるす・ゑびす)