行政・団体国土交通省は14日、埼玉県八潮市で1月28日に発生した道路陥没事故を踏まえて実施した緊急点検の結果を公表した。
緊急点検は、1日の処理水量が30万立方メートル以上の下水処理場に接続する、口径2メートル以上の流域下水道管路を対象として、7都府県13箇所で実施した。点検では420キロメートルの下水道管路に設置した1700か所のマンホールを調査し、3か所で管路の腐食などの異常を確認した。同省は、これらの該当箇所について必要な対策を速やかに実施するよう要請している。
また、管路が埋設されている道路320キロメートルの路面下空洞調査についても実施し、下水道管路に起因する空洞は確認できなかったとした。路面下空洞調査が完了していない区間についても、早期の調査実施を要請している。
国交省は今回の事故を受け、「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」を設置。そこでの議論を踏まえて国民の安心・安全を確保するため、必要な対応を検証するとしている。
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