財務・人事日本水産が13日に発表した2021年3月期の通期連結決算によると、冷蔵倉庫・配送・通関からなる物流事業は売上高が前年度比0.5%増の166億7100万円、営業利益が10.9%増の22億200万円となった。主力の水産事業や食品事業などが減収となる中、大阪舞洲物流センター2号棟の新規稼働や経費削減が寄与し、事業別では唯一の増収増益となった。
全体の業績は売上高が4.9%減の6565億円、営業利益が20.8%減の180億7900万円、最終利益が2.1%減の144億5200万円だった。今期は売上高6420億円、営業利益200億円、最終利益150億円を予想する。なお、今年度から「収益認識に関する会計基準」などを適用するため、前年度比は示していない。