デジタルスキルを活用し、
工学・医療・スポーツの総合力で、
人と社会の健康を
支える人材を育成。
専攻の枠を超えて学べる、
専攻横断型カリキュラムで、
未来の選択肢が広がっていく。
アドミッション・ポリシー
健康情報学部は、人々の健康維持増進を目指し、情報技術を基にした医療科学・工学・スポーツ科学の知識と技術の実学教育を通じて、学生の学習成果の向上および学習目標の達成並びに技能の向上を支援し、広く社会および産業界で活躍できる専門的人材を育成することを目的としています。そのような人材を育成するにあたり、高等学校等の正課および正課外での学習を通じて基礎的な知識や技能を修得し、次のような意欲と情熱をもった入学者を求めます。
- 人々の健康に興味を持ち、積極的にはたらきかける姿勢と意欲のある者。
- 自ら考え行動しようとする意欲の高い者。
- 仲間と協働して目標の達成に取り組む姿勢と意欲のある者。
FOCUS
健康情報学部
3つのポイント
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POINT01
AIやデータサイエンスの
基礎を磨く急速なスピードで広がる生成AIに対応するには、AI・データサイエンスの基礎について学ぶことが必要です。健康情報学部では、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」で認定された本学の実績をもとに新しいカリキュラムを展開。これまでの情報教育のノウハウを活かし、多様な「学びたい」に応えます。
代表的な科目
AI・データサイエンス入門/コンピュータリテラシー1/コンピュータリテラシー2/プログラミング基礎演習/ データサイエンス基礎/人工知能
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POINT02
「専攻横断型カリキュラム」と「特修」
学部共通科目は健康分野と情報分野から、専門分野は3専攻の専門科目の中から自由に選択が可能。他専攻の科目を選択し、自分が学びたい科目を柔軟に組み合わせて学ぶことができるので、多様なスキルの修得が可能です。さらに、「特修」では、専門の深い学びとスキルアップをめざせます。
※特修とは…各専攻の特定の分野を詳しく学ぶコース
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POINT03
eスポーツを科学的・
総合的に学べる世界中で盛り上がっているeスポーツは、今や高校での学びや部活動に取り入れられており、教員にもその知識と指導力が問われる時代になりました。また、理学療法への活用や、ユニバーサルデザインを取り入れたeスポーツなど、多分野で発展しています。健康情報学部では、本学のesports projectなど、これまでのeスポーツに関するノウハウを活かし、eスポーツを実践・体験するだけでなく、指導法や運営まで、eスポーツを科学的に捉えた学びを充実させます。
代表的な科目
eスポーツ科学概論/eスポーツ科学演習/スポーツ方法実習(eスポーツ)
健康に生きるために、
デジタルスキルを武器にする。
人の生命を救う現場も、リハビリテーションも、
スポーツも、健康づくりも。
私たちが人の身体を理解し、
よりよく生きる知恵を育むために、
「デジタルスキル」は
身につけておかなくてはなりません。
← 左右にスクロールできます。 →
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医療ビッグデータをもとに、
AIやデジタル技術を活用して
診断・診察データの管理や解析を行い、
一人ひとりに合わせた
オーダーメイドの治療を提案日本全国の医療機関などで集められた個々のデータは、医療ビッグデータとして集約され、疾患の早期発見や改善に利用されつつあります。それらを医療機器による検査と照らし合わせて分析するAI技術は、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療にもつながります。
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回復しつつある身体機能をキープしつつ
より短期間で効率的に
リハビリテーションを行うため
データサイエンスをプログラムに応用AI技術による動画の解析や測定機器のデータを分析し、より効果の期待できるリハビリテーションのプログラムを組み立てることが可能です。身体の組織や関節を守りつつ、ストレッチや筋力トレーニングを安全に行うためにも、データサイエンスは大いに役立ちます。
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健康づくりや記録の向上、能力の強化など
目的に応じたスポーツ指導に
デジタル技術を活用することで
老若男女の継続的な運動習慣をサポートAIによる骨格の解析や映像分析によるフォームのチェック、記録データを通じた課題の発見や解決など、デジタル技術を活用することでスポーツや健康づくりを効果的にサポート。多くの人々の健康向上をバックアップします。
COURSE
専攻紹介
医療工学専攻
医療×情報・工学を駆使し、
医療や健康社会に貢献する
医学、臨床医工学、情報工学を学び、AI技術やICTに強い臨床工学技士として、高度医療・チーム医療で活躍できる力を育みます。また、健康医療機器を扱うエンジニアとして、医療技術の安全と品質向上に貢献するスキルが身につきます。
将来のキャリア
国公立病院、大学附属病院、総合病院、クリニック、医療関連の総合商社、医療機器設計・製造企業、IT企業、大学院進学 など
Advanced
AI 医療特修
AI技術の医療応用、
医療×ゲームなど、
デジタルヘルスケア分野を発展させる
スペシャリストへ
カリキュラム 人体の構造と機能・臨床工学・情報学の入門からグレードアップして、応用力を養成します。
★詳細は授業PICK UPで紹介※上記表は開講科目の一部
授業PICK UP
血液透析装置などの本物の機器に触れ、
実践感覚を身につける
生体機能代行装置学実習
実際の人工心肺装置、人工呼吸器、人工透析装置を用いて、臨床経験豊富な臨床工学技士が操作方法・保守管理方法を指導します。技術だけでなく、緊急時の対応・医療人としての心構えも学びます。
世界中の技術者が使うソフトを用い、
データサイエンスの実践力を磨く
データ処理プログラミング
世界中で使われているプログラミング言語を用いて、体温や脈拍などを分析するプログラムを構築。医療機器が行っているデータ処理プロセスへの理解を深め、データサイエンスの実践的スキルを養います。
理学療法学専攻
ICTを活用し、
一人ひとりに最適な
理学療法を
ICTを活用した科学的根拠に基づく効果的な理学療法を提供できる力を育みます。また、スポーツ損傷の予防やリハビリテーションの知識、トレーニング器具を開発できる力も身につけます。
将来のキャリア
医療機関、スポーツクリニック、高齢者入所・通所施設、障害者福祉施設、国や都道府県・市町村の健康・医療関連部署、訪問事業、教育・研究機関、各種スポーツ業界、企業、大学院進学 など
Advanced
スポーツ
リハビリ
テーション特修
スポーツにおける
健康支援を実践できる
ICTに強い理学療法士へ
カリキュラム 国家試験を意識した講義・実習で、理学療法士になるための専門性を培います。
★詳細は授業PICK UPで紹介※上記表は開講科目の一部
授業PICK UP
安全かつ効果的な動作を学び、
スポーツへの早期復帰を支える
スポーツリハビリテーション
骨や筋肉、関節などの運動器疾患とその治療法を学び、人体やスポーツ障害についての理解を深めます。怪我や手術からの早期復帰をサポートできるように、安全と効果(負荷の強度)を両立させた身体の動かし方を学びます。
治療やリハビリの指針となる、
身体状況の評価法を学ぶ
理学療法評価学実習
学生同士でペアを組んで身体を動かし、筋肉の反応や関節の可動域などを観察・測定。相手の表情の変化なども参考にしながら、治療やリハビリの方針を立てるために必要な身体情報を、正確に把握する力を養います。
スポーツ科学専攻
情報とスポーツの力で
人と社会を元気にする
スポーツ科学に加え、健康科学や医学を学び、ICTを活用して運動やスポーツを効果的に提供し、子どもや高齢者からアスリートまで、人々の心と身体を支えるスキルを身につけます。
将来のキャリア
保健体育科教員、スポーツインストラクター、健康増進施設や社会体育関連団体の指導者、スポーツコーチ、高齢者・障害者施設、市町村の健康・医療・スポーツ関連部署、企業、大学院進学 など
Advanced
スポーツ情報特修
ICTを活用して
運動・スポーツの
エビデンスを
生み出すことが
できるプロへ
カリキュラム スポーツを科学的な視点でとらえる力を育みます。
★詳細は授業PICK UPで紹介※上記表は開講科目の一部
授業PICK UP
eスポーツを科学的に分析し、
パフォーマンス向上への根拠をつかむ
eスポーツ科学演習
eスポーツはまだ、一般的なスポーツと比べて科学的な裏づけや理論が確立されていません。この演習では、プレーヤーの心拍数や脳波、視線などの計測、戦術・戦略の分析を通して、eスポーツを科学的に紐解きます。
運動時の生体データを計測・分析し、
トレーニングや健康増進に役立てる
スポーツ計測システム実習
超音波装置(エコー)を用いて筋肉の伸び縮みや血流の変化を分析。心電図による心拍変動の分析や、モーションキャプチャによる動作解析など、生体データを活かしてトレーニング効果の向上や健康増進につなげます。
健康情報学部で取得できる資格の基本
大阪電気通信大学では、国家試験や教員採用試験への挑戦も手厚くサポートし、毎年高い合格率を誇っています。
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医療工学専攻
臨床工学技士(国家資格)
高度な医療機器を使いこなし
チーム医療に貢献医師や看護師らと連携し、病院内の人工透析室での血液浄化業務、手術室での人工心肺装置の操作や心血管カテーテル業務、集中治療室での呼吸治療業務、MEセンターでの医療機器の安全管理・指導業務などに従事する、医療機器のスペシャリストが臨床工学技士。医療が高度化する中、より求められている国家資格です。本専攻で必要な単位を取り受験資格を得て、国家試験に合格することで取得できます。
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理学療法学専攻
理学療法士(国家資格)
年々需要が高まる
リハビリテーションの専門職怪我や病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、座る・立つ・歩くなどの基本動作能力の回復や維持、悪化の予防などを目的に、運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるように支援するのが理学療法士です。社会の高齢化に伴い、ますます需要が高まってきています。本専攻で必要な単位を取り受験資格を得て、国家試験に合格することで取得できます。
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スポーツ科学専攻
教員免許
中学校や高等学校の
保健体育科教員として活躍- 高等学校教諭一種免許状(保健体育)
- 中学校教諭一種免許状(保健体育)
教員になるためには、学校種ごとの教員免許状が必要です。本専攻で所定科目の単位を取得すれば、 高等学校教諭一種免許状(保健体育)や中学校教諭一種免許状(保健体育)が取得でき、中学校や高等学校の保健体育科教員をめざせます。教員免許を取得したら、公立の学校なら各自治体、私立の学校なら各学校法人が実施する採用試験を受験し合格することで、教職に就くことができます。
FACILITY
施設紹介
運動解析実習室
理学療法士やスポーツ指導者になるには、人体の働きに関する知識が欠かせません。ここでは運動中の重心の変化や関節の動きがわかる「運動解析装置」や、全身の筋力を測れる「筋機能計測装置」、筋肉の活動を調べる「筋電図」などを使用し、運動学の実習や研究を展開。運動による人体への物理的・生理的な影響を学びます。
臨床工学実習室
手術室を再現した模擬手術室には、心肺機能を代行する「人工心肺装置」や、血液を洗浄して返血するための「自己血回収装置」などをそろえ、実際の手術を想定した実習を行います。集中治療室や人工透析などで使われる医療機器に触れながら、仕組みや使い方を学修。現場で活躍できる臨床工学技士の育成を後押ししています。
生活科学実習室
日常生活の場で各種医療機器を検証し、科学的にシミュレーションするため、リビングや浴室、トイレを含めた一般的なマンションの部屋を再現。普段の生活にひそむ不便や医療機器の改善点を発見、改良します。人生100年時代の健康寿命をさらに延ばすため、自らの身体で体験し科学的に分析することで、想像だけではたどり着けない、本当に必要とされる医療機器の開発へとつなげます。
評価実習室
主に理学療法学専攻の学生が、治療用のベッドを使った各種実習を行う教室です。臨床実習を中心とした学びを通じて、これからの現場で求められる高度な実践力とともに、対象者の心に寄り添うためのコミュニケーション力を養います。学生同士で身体の動きを確認することで、人体への理解が深まります。
水治療法実習室
温水や気泡で血流の改善を促し、組織をやわらかくする水治療法。寒冷や温熱といった水の温度を利用したものから、浮力、抵抗、水圧を利用したものまで、さまざまな療法があります。実習では、スポーツの競技中やトレーニングの際に起こった損傷への対処法など、実際の症例を想定して水治療法を学びます。
エアロビクススタジオ
音楽に合わせて身体を動かす「エアロビクス」の授業を行う専用スタジオ。ダンスを通じて生理学やスポーツ医学、健康増進などについて学ぶ場となっています。
柔道場
本格的な柔道場です。学部の授業を通して、日本の伝統武道であるとともに国際的なスポーツとして発展している柔道の基本を体得することができます。
全天候型陸上競技場
ゴムチップウレタン舗装のトラック、走幅跳、三段跳コースを完備。フィールドにもクレー舗装が施された、本格的な陸上競技場です。主に、体育実技の授業で使用します。
Q&A
臨床工学技士はメディカルスタッフで、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストです。今後ますます増大する高度医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献します。
理学療法士は怪我や病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、座る、立つ、歩くなどの基本動作能力の回復や維持、障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した日常生活が送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
教員免許は学校教員の職に就くために必要な資格です。幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などの教員になるためには、学校種ごとの教員免許状が必要になります。大阪電気通信大学では中学校と高等学校の教員免許状を取得することができます。
臨床工学技士と理学療法士になるためには、大学で必要な単位を取得し、受験資格を得た後、国家資格試験に合格する必要があります。教員免許は大学の所定の単位を取得することで取得が可能です。
臨床工学技士と理学療法士の資格を得た場合は、病院やクリニックなど医療業界への就職が可能です。それ以外にも医療機器メーカー業界で活躍することができます。また、健康情報学部ではICTをベースにしたカリキュラムを実施するため、IT業界をはじめ、幅広い業界で力を発揮できます。
大阪電気通信大学は「採用を増やしたい大学」として全国私立大学で第1位、「2023年実就職率ランキング」では関西圏の大学で第2位、全国でも第17位にランキングされるなど、社会からその「就職力」を非常に高く評価されています。その背景にあるのはICT教育における強み。健康情報学部においてもこの強みが活かされているため、一般的な医療系・スポーツ系の大学などとは異なり、専門分野だけでなくICTの知識を身につけることができます。あらゆる業界での活躍が可能で、就職に有利だと言えます。