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『竜の道 二つの顔の復讐者』に出演中の今野浩喜(C)カンテレ
「すっかり俳優さんですね」と言われることに困惑
ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』場面写真
――新型コロナウィルス感染拡大の影響で、約2ヵ月の休止を経て撮影が再開された『竜の道 二つの顔の復讐者』。久々に撮影が始まったときはいかがでしたか?
今野浩喜 いや、思っていたほどの喜びはなかったですね(笑)。大人になってから、夏休みみたいな大きな休みってないじゃないですか。世の中が大変な中でこんなことを言ったら怒られるかもしれないですが、正直、ラクだったなと(笑)。
――今回、今野さんが演じる砂川林太郎は玉木宏さん演じる矢端竜一が社長を務める会社で働き始めます。玉木さんとの共演は?
今野浩喜 玉木さんが出演されていた『私の嫌いな探偵』(2014年)で共演したことがあって。でも僕はゲスト出演だったので、覚えてないかなって思ってたんです。でも今回、玉木さんから「ご無沙汰しています」と言っていただいて。やっぱり、お仕事をたくさんしている方は、前に会った人のこともしっかり覚えていてくださるんだなぁと思いました。
――とはいえ、今野さんもいまや俳優としてたくさんの仕事をされています。事務所のHPでも、もはやお笑い枠ではなく、俳優さんたちと顔を並べているほど。
今野浩喜 いやいやいや。でもね、「すっかり俳優さんですね」と言われることが多くて、困っているんですよ(笑)。「いや、お笑いですよ」と言うべきなのかもしれないけど、そう言うには、お笑いの方に申し訳ないぐらいお笑いをやっていない。逆に「俳優です」というのも、俳優業の方に失礼だと思っているんです。どこにいってもアウェイなんです。
「アイフルさんに拾ってもらって良かったね」、“かわいそうな芸人”との扱いも
今野浩喜 ドラマをよく観る方にとっては僕は役者なんでしょうけど、お笑い好きでもドラマをあまり観ない方にとって、“テレビに出ていないかわいそうな芸人”でしかない。CM(『アイフル』)でしか見ない人なんです。「アイフルさんに拾ってもらって良かったね」、みたいな(笑)。
――たしかに、『アイフル』のCMのインパクトはすごいですね。女将さんの「今野!」という叱責も毎日のように見ますし、かなり長く放送してますよね。
今野浩喜 そうですね。僕はスポーツクラブに通っているんですが、卓球でおばさんにボロ勝ちしたりすると「愛がないねぇ」って言われます(笑)。最初は何を言われたのかわからなかったんですけど、後になってイジられたってことに気づきました。そういうところで反響の大きさを実感しますね。