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「な、なんだってーーーーー!!?」のひみつ マンガに「専用フォント」が必要な理由小寺信良のIT大作戦(1/3 ページ)

» 2023年12月04日 16時30分 公開
[小寺信良ITmedia]

 11月16日に開催された「Adobe MAX Japan 2023」にて、新しい日本語フォント「貂明朝アンチック」が公開された。Adobe IDがあれば、だれでも無料で利用できる。

「貂明朝アンチック」

 当日は記者向けの説明会で、このフォントを開発したAdobe Type プリンシパルデザイナーの西塚涼子氏自ら、このフォント開発の経緯などが説明された。筆者もPC歴はそこそこ長いが、フォントを開発したという人にお目にかかるのは初めてである。

Adobe Type プリンシパルデザイナーの西塚涼子氏

 元々の「貂明朝」は、明朝体の新しいスタイルとして2017年にリリースされている。翌年には貂明朝をベースに、長文でも読みやすいフォントとして「貂明朝テキスト」をリリースした。そして今年登場した「貂明朝アンチック」は、マンガのセリフに特化した新フォントとして3たびのリリースとなった。

 なぜマンガ専用のフォントが必要なのか。その理由を明らかにしてみたい。

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