米Microsoftは5月14日(現地時間)、既存の動画もタイムラプス(低速度撮影)に加工できるアプリ「Microsoft Hyperlapse Mobile」を、Windows PhoneおよびAndroid(はプレビュー)向けに公開したと発表した。Windows(7以降)向けの「Microsoft Hyperlapse Pro」(プレビュー)、Azure版(プレビュー)も同時にリリースした。いずれも無料だ。
タイムラプスアプリとしては、米Facebook傘下のInstagramが昨年、単独アプリ「Hyperlapse from Instagram」をリリースしているが、Androidアプリはまだなかった。
Android版プレビューはAndroid 4.4以降の端末で利用できる。ダウンロードするには、まずGoogle+でコミュニティーに参加してからコミュニティーにあるGoogle Playのリンクに行く必要がある。
Instagramのアプリとの大きな違いは、Instagramは手ぶれ加工のために端末のジャイロスコープのデータを使うのに対し、Microsoftのアプリはソフトウェアのアルゴリズムを使う点。そのため、このアプリ専用に撮影された動画ではなく、一般の動画を手ぶれ加工しながらタイムラプス化できる。
モバイルアプリでは、動画を撮影してからタイムラプス速度を1倍〜32倍の間で選択する。1つの動画を複数の速度に加工できる。
WindowsアプリのHyperlapse Proにはモバイルより高度な機能が搭載されている。GoProをはじめとする様々なカメラで撮影した高精細動画をタイムラプスに加工できる。例えばドローンカメラで空撮した動画にも対応する。スピードだけでなく、複数の解像度、フレームレートで出力できる。
iOSアプリはまだないが、Microsoftが米The Vergeに語ったところによると、検討中という。iOS向けタイムラプス機能はiOS 8に標準で備わってる他、Instagramのアプリもあるので、Windows PhoneとAndroidを優先させたと同社は説明している。
Hyperlapseを紹介する複数の動画を、Microsoftの公式YouTubeチャンネルで閲覧できる。
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