米Microsoftは3月18日、同社主催のWeb開発者向けカンファレンス「MIX09」において、ブラウザ用メディア再生プラグインの最新版「Silverlight 3」のβ版リリースを発表した。
新たにH.264をサポートし、フルHD(720p+)再生機能、アウトオブブラウザ機能(Silverlightアプリケーションを直接PCまたはMac上に置ける機能。ダウンロードやラインタイム、ブラウザウプラグインが不要)が追加された。また3Dグラフィックスを含むグラフィックス機能の向上、RIA(リッチインターネットアプリケーション)作成のためのさまざまな機能向上、SEOタスクのサポート強化などが図られたほか、Windows 7のマルチタッチ機能「Windows Touch」に対応したという。
Silverlight 3の正式版は年内に公開される見込み。β版やツールキット、SDKなどはSilverlightのサイトからダウンロードできる。
同社はこのほかにも、Windows Presentation Foundation(WPF)アプリケーションおよびMicrosoft Silverlightアプリケーション用にユーザーインタフェースを作成するためのデザインツール「Expression Blend 3 Preview」を公開、またクラウドOS「Windows Asure」のサービスプラットフォームのアップデートも明らかにした。
Expression Blend 3 Previewでは、デザイナーがフローやアプリケーションのコンポジションのプロトタイプを簡単に作成できる新機能「SketchFlow」が追加されている。
Azure Services Platformについては、ネイティブコードとFastCGI経由での.NET言語以外のサポートが可能になったと発表した。
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