三洋電機は、任天堂「Wii」のコントローラー「Wiiリモコン」専用の充電セットを「eneloop」ブランドで8月25日に発売する。電池と充電器が金属端子を介さず、非接触で電力を電送する無接点方式を採用しているため、充電時に電池パックをリモコンから取り出す必要がなく、専用ジャケットをつけたままで充電できるのが特徴だ。
Wiiリモコンは単三形電池×2本で駆動する。ひんぱんに遊ぶ場合は充電池のほうが経済性が高いが、充電池を使う場合、充電のたびに充電池と、任天堂が使用を推奨している専用ジャケットをリモコン本体から取り外す必要があった。
新製品は、電池とスタンドに金属接点が不要な無接点充電方式を採用。充電スタンドと電池パックにそれぞれ金属コイルを搭載し、コイル間の電磁誘導により電力を伝送する仕組みだ。
このため、電池パックをリモコンに一度取り付ければ、その後はジャケットをつけたまま、スタンドに置くだけで充電できる。1台のACアダプタで充電スタンドは4台まで連結可能で、家庭などで複数のWiiリモコンを使っている場合に対応した。
無接点方式を採用した従来機器の場合、常時充電や8〜12時間の充電が必要だが、新製品は同社技術を活用することで3時間40分で済むという。
金属片がリモコンと充電スタンドの間に挟まった場合、内蔵マイコンが検知して自動的に充電を停止させる機能を備えるなどし、子どもでも安全に使えるよう配慮した。Wiiリモコン用の充電池と充電器としては業界で初めて任天堂のライセンスを取得。安全面などで任天堂の要求をクリアしているという。
セットには電池パック、充電スタンド、ACアダプタが含まれる。それぞれ単品でも販売する。価格はオープン。
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