英EMI Group傘下のEMI Musicと、米Google傘下のYouTubeは5月31日、コンテンツ配信での提携を発表した。提携により、EMI Music所有のビデオクリップがYouTube上で配信されるほか、YouTubeユーザーがEMI所有のコンテンツを自作ビデオクリップに使用することも可能となる。
YouTube創業者のチャド・ハーリーCEOは、「この提携で、世界の大手音楽レーベル4社が、すべてGoogleのパートナーとなった」とコメントした。
EMIは、YouTubeのコンテンツ管理ツールを使って、EMIコンテンツへのアクセスや、ユーザー生成ビデオ内でのEMIコンテンツの使用状況を追跡する。このツールは従来、著作権を侵害しているコンテンツの削除に主に利用されてきたが、今回の提携では、このツールを収入配分に活用。EMIが得た収入は、アーティストにも分配されるという。EMIは、「この提携により、EMI Musicと所属アーティストは、作品について正当な報酬を得ることができるようになる」としている。
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