前回は「Xperia Z5」と「Xperia Z5 Premium」のディスプレイを比較したが、今回はスタミナ、発熱、ベンチマークといったパフォーマンスを比較していく。
Xperia Z5 Premiumは、Z5の2900mAhよりも大きな3430mAhのバッテリーを内蔵しているが、ドコモが計測した実使用時間は2機種とも約77時間で互角だ。では、ある程度ヘビーに使った際のスタミナはどうか? ITmedia Mobileでいつも実施しているYouTubeと静止画の連続再生テストを行った。以下の記事も参考までにご覧いただきたい。
Xperia Z5 | Xperia Z5 Premium | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 2900mAh | 約3430mAh |
連続通話時間 | LTE:約1160分 3G;約740分 |
LTE:約1330分 3G;約860分 |
連続待受時間 | LTE:約410時間 3G:約440時間 |
LTE:約490時間 3G:約510時間 |
実使用時間 | 約77.4時間 | 約77時間 |
テストの条件は以下の通りだ。
バッテリーが尽きるまで再生を続けたところ、Xperia Z5 Premiumは5時間13分、Xperia Z5は6時間7分まで再生できた。物理的なバッテリー容量はZ5 Premiumの方が大きいが、画面サイズが大きいことと、4Kサイズへのアップスケーリング(Z5 Premiumでは4K未満のコンテンツは4K相当に変換して再生する)が影響してか、実使用時間はZ5の方が長かった。
Xperia Z5 | Xperia Z5 Premium | |
---|---|---|
1時間後 | 86% | 83% |
2時間後 | 70% | 65% |
3時間後 | 53% | 47% |
4時間後 | 35% | 28% |
5時間後 | 18% | 8%(13分後に0%) |
6時間後 | 2%(7分後に0%) | − |
続いて、2160×3840ピクセルの静止画を表示するテストも行った。こちらは12月30日の10時47分から、江戸川区屋内で実施。ディスプレイが常時点灯するよう、「バックライトスイッチ」アプリを使用した。
バッテリーが尽きるまで放置したところ、Xperia Z5 Premiumは12時間39分、Xperia Z5は18時間25分まで再生でき、Z5が6時間も上回った。同じ輝度でも解像度の高い方がバッテリーの消費量が増すので、Z5 Premiumが不利になるのは目に見えている。加えて再生するコンテンツも4Kサイズなので、それなりに大きな負荷が掛かるようだ。
Xperia Z5 | Xperia Z5 Premium | |
---|---|---|
1時間後 | 95% | 93% |
2時間後 | 90% | 86% |
3時間後 | 84% | 79% |
4時間後 | 79% | 71% |
5時間後 | 73% | 63% |
6時間後 | 69% | 56% |
7時間後 | 64% | 49% |
8時間後 | 57% | 41% |
9時間後 | 51% | 33% |
10時間後 | 46% | 25% |
11時間後 | 41% | 17% |
12時間後 | 35% | 7%(39分後に0%) |
13時間後 | 28% | − |
14時間後 | 22% | − |
15時間後 | 17% | − |
16時間後 | 13% | − |
17時間後 | 8% | − |
18時間後 | 3%(25分後に0%) | − |
筆者はXperia Z5 Premiumを常用しているので、普段使いのスタミナについても触れておきたい。往復約1時間30分の通勤でSNSアプリで投稿をチェックする、電子コミックを見るという使い方では、帰宅したときのバッテリー残量は大体40%台で、翌朝まで放置すると20%台にまで減っていることが多い。1日充電をしなくても何とかなるが、2日間充電なしでは厳しいという印象だ。
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