ソニー・グローバルエデュケーションは、ブロックと電子パーツ、専用アプリを組み合わせたプログラミング学習キット「KOOV」(クーブ)を発表した。3種類のパッケージを2月18日に発売する。
2016年3月にコンセプトを発表し、2016年度のグッドデザイン賞金賞を受賞した知育玩具。小学校でプログラミング教育の必修化が検討されていることに加え、米国を中心に盛り上がりを見せるSTEM教育(Science、Technology、Engineering、Mathematics)に着目し、「ソニーならではの新しいSTEM教育」を目指して開発したという。
半透明のカラフルなブロックと、動きや表現を加える電子パーツを組み合わせ、ロボットなどを作成できる。電子パーツには、DCモーターやサーボモーターといった駆動系パーツのほか、光の表現を可能にするLED、光センサーや赤外線フォトリフレクター、加速度センサーといったセンサー類まで用意されている。
付属の「ロボットレシピ」には、DCモーターやホイールを組み合わせて実際に走する「機関車」や「消防車」、プログラミングによって動きをコントロールする「カニ」や「ワニ」のロボット、そして簡単なメロディーを奏でる「バイオリン」や「ギター」など22作例を収録。PCやタブレットのディスプレイ上で3D CGによる図面を拡大/縮小したり、角度を変えて構造を確認することができる「3D組立ガイド」も用意した。
専用のKOOVアプリでは、直感的なビジュアルベースのプログラミングが可能だ。さらに家庭でも基礎からプログラミングを学ぶことができる「学習コース」を用意。与えられたミッションをクリアしていくことで段階的にロボットプログラミングの知識が得られるという。アプリの動作環境は、Windows 7以降(64bit)、MacOS 10.9以降、iOS 9以降(iPad)。
KOOVのパッケージは3種類。16個の電子パーツと172ピースのブロック(および付属パーツ)をセットにした「KOOVスターターキット」は3万6880円(税別)、8個の電子パーツと130ピースのブロックが入った「KOOV拡張パーツセット」は2万1880円。24個の電子パーツと302ピースのブロックで構成されるフルセット「KOOVアドバンスキット」は4万9880円。
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