Microsoftがブログサービス「Windows Live Spaces」を終了し、3000万人のユーザーにWordPressへの移行を促している。
米Microsoftは9月27日(現地時間)、ブログサービスの「Windows Live Spaces」を終了し、WordPressをWindows Liveのデフォルトブログプラットフォームにすると発表した。3000万人のSpacesユーザーは、両社が提供するツールを使って同日から6カ月以内にWordPressに移行する必要がある。
すべての投稿、コメント、写真が移行でき、過去のURLはすべて新しいブログにリダイレクトされる。移行後、Windows LiveのIDをWordPressに接続しておけば、ブログの更新がWindows Liveの連絡先にフィードされる。
今後、Windows Liveのアカウントで新たにブログを始めようとすると、WordPressでのブログ開設に誘導される。また、この秋リリース予定のオンラインサービススイート「Windows Live Essentials 2011」のブログ編集ツール「Writer」は、デフォルトのブログとしてWordPressを利用する。
Microsoftは、Windows Liveユーザーに優れたブログサービスを提供するために競合サービスを研究し、WordPressの高機能に感銘を受けたという。同サービスに競合するためにSpasesに投資するよりも、WordPressのサービスを提供する方がユーザーのためになると判断したとしている。
WordPressは2003年に誕生したオープンソースベースのブログプラットフォーム。現在のユーザー数は2億5000万人以上。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.