Adobeがモバイル向けオンライン画像編集アプリの編集機能をほかのアプリに組み込めるようにした。ただし、iPhone版では提供しない。
米Adobe Systemsは3月5日、スマートフォン向けオンライン画像編集アプリ「Photoshop.com Mobile for Android」の機能を、サードパーティー製Androidアプリに組み込めるようにしたと発表した。
Photoshop.com MobileにはiPhone版、Android版、Windows Mobile版があるが、組み込みが可能になるのはAndroid版のみ。Adobeのデジタルイメージングおよびリッチメディアソリューション担当副社長兼ジェネラルマネジャーのダグ・マック氏は発表文で、「iPhoneと異なり、AndroidのプラットフォームはPhotoshop.comの編集機能を開発者が利用できるようにすることを許容してくれる」と、Flash問題で対立している米Appleを間接的に非難するようなコメントをしている。
Androidアプリの開発者は、短いコードを追加することでアプリに編集機能を追加できる。例えばオークション出品ツールなどに編集機能を組み込めば、ユーザーはツール内で出品物の写真を編集できるようになる。
Adobeはまた、Photoshop.com Mobile for Androidを1.1にバージョンアップしたことも発表した(iPhone版は既に1.1になっている)。コントラスト、ブライトネスの調整機能が追加されたほか、写真をポップアート風にするPopや画像の周囲をぼかすVignette Blurなどのエフェクトが幾つか加わった。
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