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IT業界志望の学生は「入社後をイメージできない」傾向

» 2024年11月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 IT業界を志望する学生は、他業界を志望する学生と比べ、どのようなキャリアイメージを持っているのか。就活口コミサイトを運営するポート(東京都新宿区)が調査した。

photo (提供:ゲッティイメージズ)

他業界志望より「入社後をイメージできない」割合高く

 入社後自分がどのような仕事をするか「漠然としかイメージできていない」IT業界志望学生は31.0%で、IT業界志望ではない学生と比べ13.1ポイント多かった。

photo 入社後自分がどのような仕事をするか

 将来のキャリアステップについて「漠然としかイメージできていない」「全くイメージできていない」と答えたIT業界志望学生は合わせて42.2%だった。入社後の仕事と同様、IT業界を志望していない学生よりもイメージできていない割合が高く、8.5ポイント差となった。

photo 入社後自分がどのような仕事をするか

 「就職活動の情報収集において利用したチャネル」について、IT業界志望学生は、IT業界志望ではない学生と比べ、情報収集における各チャネルの利用率が平均9.7ポイント高い結果となった。IT業界志望学生は、業務内容やキャリアに対する理解が不足しているという認識が強いため、より多くの情報を得るために行動していると考えられる。

 具体的なチャネルは就職ナビサイト(93.0%)や就職口コミサイト(84.5%)、「企業の採用HP」(74.6%)、「企業の公式HP」(71.8%)などインターネットの情報の他「企業のIR情報」(42.3%)、「友人や身近な先輩からの情報」(38.0%)といった、企業や働き方をリアルに想起するための情報が得られる手段も上位となった。

photo 利用した情報収集手段

 就職活動をするに当たり、SNSでどのような情報を収集していたのか。IT業界志望ではない学生は「面接の受け方」(33.7%)、「エントリーシートの書き方」(32.6%)、「エントリーシートなどの提出スケジュール」、「Webテストなどの対策情報」(27.4%)などが多かった。

 一方、IT業界志望の学生は「おすすめの企業情報」(39.4%)、「志望している企業が属する業界情報」(35.2%)、「志望している企業のニュース全般について」(32.4%)が上位となった。選考に進む上でのテクニックなどよりも、「どんな業界なのか」「どんな企業なのか」を理解するための情報を収集している傾向が見られた。

photo 利用した情報収集手段

 調査は7月31日〜8月5日、2025年卒業予定で、同社運営の「みん就」会員の学生に対し、インターネットで実施した。

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