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近代科学社

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数学

統計スポットライト・シリーズ 第7巻

統計学再入門ー科学哲学から探る統計思考の原点ー

著者 森元 良太

著者紹介

【統計を使ったときに残る「後ろめたさ」や「モヤモヤ感」の正体を解きほぐす!】

 本書では統計学の解析法を使って結論を引き出した後についてくる、「後ろめたさ」や「モヤモヤ感」が何に起因するのか、その要因を探っていく。「科学哲学」を使うことで、統計解析ソフトのブラックボックス化した中身について数式を極力使わずに詳述。統計学の背後にある思考の枠組みまで掘り下げ、より深く統計学を理解することを可能にしている。統計的な仮説検定まで学んできた読者の学び直し、そして統計を使い始めた初学者にとっても理解力の向上につながる充実の一冊。

電子書籍¥3,300 小売希望価格(税込)

紙の書籍¥3,300定価(税込)

基本情報

発売日 2024年9月18日
本体価格 3,000円
ページ数 196 ページ ※印刷物
サイズ A5
ISBN 9784764907072
ジャンル 数学
タグ 教養, 統計・確率
電子書籍形式 固定型

主要目次

1 統計学を使うときに抱く後ろめたさ:帰納推論
1.1 統計学的推論の中核は帰納
1.2 帰納の諸問題

2 帰納がもたらす後ろめたさへの対応策
2.1 ポパーの反証主義による対応策
2.2 ベイズ主義による対応策

3 統計思考にまつわるモヤモヤ感:誤差論的思考と集団的思考
3.1 アリストテレスの自然状態モデル
3.2 誤差論的思考
3.3 集団的思考

4 帰無仮説有意性検定を使うときに抱くモヤモヤ感:有意性検定と仮説検定
4.1 検定理論の繰り返される誤解と誤用
4.2 フィッシャー流の有意性検定
4.3 ネイマンーピアソン流の仮説検定
4.4 フィッシャー流の有意性検定とネイマンーピアソン流の仮説検定の違い

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著者紹介

森元 良太(もりもと りょうた)

2003 年3 月 慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了
2007 年3 月 慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得後退学
2014 年3 月 哲学博士(慶應義塾大学)取得
2014 年4 月 北海道医療大学 講師
2019 年4 月 北海道医療大学 准教授

主要著書
『進化論の射程』(共訳、春秋社、2009 年)
『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』(共著、勁草書房、2010 年)
『ダーウィンと進化論の哲学』(共著、勁草書房、2011 年)
『科学哲学』(共訳、春秋社、2011 年)
『入門 科学哲学』(共著、慶應義塾大学出版会、2013 年)
『確率の出現』(共訳、慶應義塾大学出版会、2013 年)
『生物学の哲学入門』(共著、勁草書房、2016 年)
『オッカムのかみそり』(単訳、勁草書房、2021 年)
『生物学者のための科学哲学』(共訳、勁草書房、2023 年)

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