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淫獣の凱歌【人妻と義妹】

著者: 北野剛雲

本販売日:2024/08/23

電子版配信日:2024/09/06

本定価:869円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4751-6

「ひいッ、動かさないでッ……お尻が裂けちゃうッ」
泣き叫ぶ小夜香の尻穴を貫き、悠々と腰を遣う夫の友人。
過去の痴態映像で脅迫し、人妻に強いるアナル交尾。
夫婦の温もりが残るベッドで無限に続く肛門解剖。
二穴に他人棒を咥えたまま、出張中の夫と電話を……
女子学生の義妹・初音も淫獄の螺旋に巻き込まれ……

目次

第一章 悪夢に襲われた人妻

第二章 暴虐の連鎖に狂う媚肉

第三章 沈黙の代償は尻穴交尾

第四章 浣腸に砕かれる裏の貞操

第五章 狂気の種付け旅行

第六章 囚われた義妹の羞恥地獄

第七章 義姉妹完堕ちの果てに…

本編の一部を立読み

第一章 悪夢に襲われた人妻

 結婚三年目の山崎小夜香には、夫に知られたくない秘密があった。
 それがこんな形で露呈するとは、思ってもいなかった。
「小夜香さん、山崎には内密で話があるんですが……」
 夫の友人の朽木緑郎が、小夜香のスマホに電話をかけてきた。
「三か月前、六月三日の夜の話と言えば、わかりますか」
「六月三日の夜……まさか……」
 小夜香の唇がワナワナと震える。
「どうやら、心当たりがあるようですね。その件について相談したいことがあるんです。これから、お宅にうかがいますね」
 そう言うと小夜香の返事も聞かずに、朽木が電話を切った。
 三か月前の六月三日といえば、あのおぞましい出来事があった夜だ。まさか朽木に知られてしまったのか。小夜香の背中に冷たい汗が流れた。
 朽木緑郎は高校時代からの夫の友人で、市内に数店舗のアダルト書店を経営している。性格は軽薄で、友人の妻である小夜香にまで色目を使う男だった。
 堅物の夫と仲がいいのが、不思議なくらいだ。
 新婚のとき酒を持って遊びに来た朽木が、台所に立つ小夜香の背後にこっそりと近づき、いやらしい手つきでお尻をなでながら、「山崎は淡泊だから、夜に不満があるんじゃないんですか」などと耳元でささやかれた。
 カッとなった小夜香は、朽木の頬に思いきりビンタを喰らわせてやった。
「いやだな、冗談ですよ、冗談。山崎には黙っててくださいよ」
 後ずさった朽木は、ニヤニヤ笑いながら台所から出て行った。
 それ以来、小夜香にちょっかいをかけてくることはなかったが、ときどきいやらしい視線を、小夜香のお尻に向けているのが感じられた。
 小夜香は確かに美しい女性だった。
 鼻筋の通った整った顔と、背中までのばしたストレートな黒髪、百六十五センチの身長に、バスト九十八、ウエスト五十九、ヒップ九十九センチのスタイル。腰は高く、両脚はスラリと長い見事な美体だ。
 しかも結婚したことで、滑らかな腰の曲線と、ムッチリとしたお尻から、ムンムンと人妻の健全な色気が溢れ、その美しさに、朽木でなくても、男なら誰もが見とれてしまうだろう。
 だが、小夜香は人妻だ。小夜香の美しさは、夫だけのもの。それを夫の友人がいやらしい目で見るなど、潔癖で貞淑な小夜香にはゆるせなかった。
「失礼するよ、小夜香さん。山崎は出張で三日間留守だよね」
 間もなく背広姿の朽木がやってきた。玄関の扉を開けると、小夜香が制止する暇もなく家にあがり込み、居間のソファにドカッと座った。
 確かに営業職の夫は、今日から三日間出張で家にいない。
「朽木さん、六月三日の件というのは……」
 ソファに座った朽木と、小夜香はテーブルを挟んで対面した。なにかあればすぐに逃げ出すつもりだった。
「俺がアダルト書店を経営してるのは知ってるよね、小夜香さん」
「それがなにか」
「うちの店で扱う商品は基本合法的なものだけど、たまに非合法なやつを売りに来る客やメーカーがいてね。先日こんな裏DVDを持ってきた客がいたんだ」
 朽木が背広の内ポケットからDVDケースを取り出すと、表を開いてテーブルの上に置いた。
 中には黒塗りの表面に毒々しい赤い文字で、「人妻狂乱の一夜」と書かれた円盤が入っていた。
「ちょっと、テレビを借りるよ」
 ケースから円盤を取り出した朽木が、居間のテレビに内蔵されたDVDプレイヤーに入れた。
 テレビの画面にゴミの散乱した部屋が映る。どうやら倒産して放棄された病院のようだ。天井に設置されたカメラで、斜め上から撮影されている。
 その部屋の中央にパイプベッドが置かれ、その上に両腕両脚をロープでX字に拘束された女が、全裸のまま寝かされていた。
「ひいッ」
 小夜香は引き攣った悲鳴をあげた。その美貌から見る見る血の気が失せた。
「その様子じゃ、ベッドの女は、やっぱり小夜香さんだね」
 朽木がケダモノの顔で笑みを浮かべた。
 画面の中の小夜香に、三人の全裸の男が群がる。
「やめてッ、テレビを消してッ」
 小夜香はあわててテレビのリモコンを右手に持つが、その手首を朽木が握った。手のひらが痺れるほどのすさまじい握力だ。リモコンが床に落ちる。
「そう言わずに、この女がなにをされるか、見てみなよ」
 朽木がそのまま小夜香の右手を後ろにひねると、前髪をつかんで顔をテレビに向けさせた。
 男たちが小夜香の右腋と左の乳房と無防備な股間に顔を埋め、ネチャネチャと音を立てて舐め回した。
『いやあッ、やめて、やめてえええッ』
 テレビのスピーカーから、自分の絶叫が響き渡る。
「いや……」
 小夜香は思わず顔をそむけると、両手で耳をふさぎ、瞼を固く閉ざした。
 三か月前のおぞましい記憶が、まざまざとよみがえってきた。

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