当初、2023年発売予定と発表されていた本作。ここまで時間がかかった理由としてKONAMIの内藤塁プロデューサーは、20数年前のバグの修正やゲームの最適化に時間がかかったと説明。ステージでは、ゲーム起動後のタイトル画面や各言語の翻訳テキストが紹介された。
オファーを受けた河野純子氏(※『1』キャラクターデザイン)は、「やっと描き直すチャンスをいただけたかもしれない」と感じたという。描き直すにあたって意識したのは、タッチをできる限り原作に近づけること。また、当時はスケジュールに迫られて若干雑になってしまったことが心残りだったと振り返った。
描いている際は、初代プレイステーションハードならではの絵のボケ(かすみ)やにじみの味を超えられるかどうか不安だったそうだ。河野氏は、「令和版ということで、前のイラストも大事にしていただきつつ、今回のものも愛していただければ」とコメントした。
無邪気に手を差し伸べる幼い『1』主人公と、自身の右手を出して手を取るかどうかためらっているように感じられるテッド、それを見守る父テオ・マクドールという構図だ。
下記で紹介している画像の中には『2』のエンディングにかかわるネタバレも含まれるため、未クリアーの人は注意してほしい。
描き下ろしイラストのラフも公開。『1』の主人公とグレミオが表紙を飾り、裏表紙には両作に登場するフリックとビクトールが。その奥には『2』の主人公たちの背中が見える。1枚のイラストの中で、『1』と『2』の歴史をつなげた内容となっていた。